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アイクラフトJPNベトナム代表取締役の西田さんが訪ねてくださいました!

スタッフブログ

2021.10.13

こんにちは。広報担当の中村です。
先日、アイクラフトJPNベトナム代表取締役の西田さんがアイクラフトの神戸本社を訪ねてくださいました。
せっかくの機会なので、ベトナムの近況やベトナムと日本の違いについていろいろ聞いてみましたよ!

アイクラフトJPNベトナム

ベトナムのホーチミン市にあるアイクラフトグループの1つで、ベトナムの総合コンサルティング企業。
日本企業のベトナムでのビジネスを一貫してサポートしています。

主なサービス内容はこちら

  • ベトナム市場調査・マッチング
  • 会社設立・駐在員事務所設立・進出支援
  • 不動産仲介・管理
  • 会計・税務コンサル
  • データ入力・画像加工などのBPO
  • オフショア開発アレンジ
  • ベトナム入国支援サービス
  • ベトナム出張代行サービス

アイクラフトJPNベトナム
https://vnicraft.com/

最近のベトナム事情を教えてください

ベトナムでは6月以降、特に南の地域で新型コロナウイルスの感染者が急増し、亡くなる人も増えました。
ベトナム政府は厳しい隔離政策を行い、ほとんどの人が外出禁止になりましたね。
公共交通機関は実質運休。夜間は外出禁止。区をまたぐ移動は禁止で、違反者には罰金も課されます。
製造業は従業員を現場で宿泊させる、または集合宿泊施設を準備して自分たちで送迎する場合のみ営業可。
食材や日用品などは軍がスーパーマーケットで購入し、住民たちに届けています。

アイクラフトJPNベトナムでも、従業員が会社に出勤できないので、在宅勤務に移行しました。
会社の近くに住んでいる私だけが出勤し、必要な書類を取りに行って従業員に郵送したりしています。

このような厳しい規制を行ったら、経済活動ができない人から批判が出そうですよね。
でも、より一層厳しい規制を求める声の方が多いんですよ。
経済的困窮の対策としては、田舎の家族の元へ帰って何とかしのごうとする人が多いみたいですね。
公共交通機関が動いていないので、中には数百キロの道のりを歩いて帰省する人もいるみたいです。

10月以降に、ワクチン接種を2回打った人などにグリーンカードを発行し、行動制限を解除しようという動きが出てきました。
徐々に規制が緩和されそうですが、本当に自由に行動できるにはまだまだ時間がかかりそうですね。

コロナ禍での急速な在宅勤務化に障害はなかったのでしょうか?

日本にいると、ベトナムのネット環境やITスキルは良くないというイメージがあるかもしれませんが、Wi-Fiは普及していますし、リモートワークへの移行も比較的スムーズにできていると思います。
特に若い世代の人は、デジタル化に対して特に抵抗もなく受け入れています。

ベトナムではリープフロッグ現象(※)が起きています。
固定電話が普及する前にスマートフォンが普及したり、クレジット決済が普及する前にモバイル決済が普及しているんですよ。
そういったこともあって、新しい技術を受け入れやすい土壌なのかもしれません。

※リープフロッグ現象
新興国が先進国の技術に追いつく過程で、通常たどるステップを飛ばして先端技術を取り入れる現象のこと。

久しぶりの日本はどうですか?

今回の帰国は1年8カ月ぶりです。
来日して思うのは、物価が安いということですね。
ベトナムの物価は日本よりも安いイメージがあるかと思います。
もちろん、現地の人向けの商品は安いのですが、外国人向けの商品は高いんですよ。
外国人向けのお店では、納豆が3パックで400円、日本の焼酎などは3,000円もします。
ベトナムではなかなか買えない日本の商品が安くで手に入るので、日本にいる間に存分に楽しみたいと思っています。

ビジネス上の日本とベトナムの違いを教えてください

ベトナム人はチームで働くよりも個人で働く風潮があります。
自分の覚えたことやノウハウを他人と共有したがりません。
私はこれは、ベトナムでは部活動が盛んではないことに起因しているのではないかと思っています。
これでは業務が属人化してしまいます。
アイクラフトJPNベトナムでは、簡単なことは後輩に任せて、自分がもっとレベルの高い業務に時間を割けるようにしなさいと教育しています。

あと、日本と違って自己主張が強い人が多いですね。
「自分はこれだけ能力があるのだから、給料をもっと上げてくれ」というような意見はしょっちゅうあります。
ここで、押されるがまま給料を上げてしまうとキリがありません。
すぐにはイエスと答えないように、こちらも強い気持ちを持つことが大事だと思っています。

ベトナムでの事業を検討されている方にメッセージをお願いします!

ベトナム人は勤勉で仕事に対する意欲も高く、東南アジアの中で一番日本人と一緒に働きやすい民族だと私は思っています。
ベトナムという土地に関しては、文化、食事の面で住みやすい土地だと思います。
特に食事は米中心で、日本人には馴染みやすい味ですよ。辛いものも少ないですし。
また、親日の人が多いので気持ちよく過ごせると思います。
中国が政治的問題をいろいろ抱えている今、ベトナムへの事業進出はオススメです!

ベトナムでのビジネスを検討中の方はご相談ください。
現地に拠点があるアイクラフトならではのきめ細かいサービスを提供いたします!
https://www.icraft.jp/contact/

 

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