クーデター下のミャンマーから ― 2021年2月1日

ニュース

2021.02.03

クーデター下の ミャンマーから1日目

※ ミャンマーの続報は、アイクラフトJPN株式会社(弊社グループ会社)のHPにて更新しております。
アイクラフトJPN株式会社のHPは こちら 。

アイクラフトのミャンマーのスタッフから、現地の状況について報告がありました。
報告を原文のまま掲載いたします。

 


 

2021年2月1日
昨夜の情報として、
ミャンマーでは明日2月2日より、順次に前国会議員より新国会議員に移行する日として設定されてました。
コロナの影響もあるために早めにネピドーに前国会議員、次期国会議員を集めていた模様です。
昨晩の情報では全国会議員を拘束するといううわさはあったのですが、だれも信じていない状況でした。
今回はUSDP以外の国会議員(前、今回含む)をすべて拘束したという情報もあります。
早めにネピドーにすべての国会議員を集めたのは事前に今日のことが計画されていたと思われます。

今朝5時頃外の雰囲気全く変化なかったのですが、
6時前に日本人の方から日本でのニュースとして、アンサンスーチー国家顧問が拘束されたとの速報がニュースで流れたため確認依頼がありました。
確認のために、窓の下に見える、毎日朝6時から開いている大きな市場を見てみたのですが、通常通りでしたし、通り自体はすこし、車の往来が少ない気配くらいでした。
この時点で確認されたのは、まず携帯電話回線が遮断されていました。
ここで考えられるのは、ミャンマー人は携帯でモバイルデーターを使いインターネットを使っているために、それを遮断していると思われました。
午後12時頃ようやく携帯のキャリアは解放され携帯でのモバイルデーターが使えるようになっています。
家の中にインターネットを引いていますので、インターネットは朝8時ころまでは使えていましたが、そのあと遮断され現在もまだ遮断(14時現在)されている状態です。
TV番組(ケーブル含む)をチェックしたところNHK, BBCなどの外国のニュース関係、及びミャンマー局(MRTV)などのニュース系の番組は放送されておらず, 録画されている映画、お坊さんの説経などを放映しているテレビ局だけが見れる状態でした。
軍関係のテレビ局はいつものように軍の宣伝をしている状況でした。
ケーブルテレビ(約115局)では、テレビ番組は映画、アニメなどは放映されていますが、ニュース関係は全て放映されていませんでした。
ミャンマーニュースの中では、軍司令官が1年間の暫定的な処置としてトップになり、1年間の猶予を持って今回のNLDが行った不正をただし、1年後に再度選挙を行うという報道になっています。
1年間の猶予というのは現段階で考えられるのは、不正を認めるか認めないかになると思いますが、認めても認めなくても、このまま軍事政権に移行する考えだと大勢の人は言っています。

市中の様子ですが、先ほどの市場を見ていますと、8時頃より急に人が集まってきて買い占めの為か、、、買い出しのための車で混雑、大きな荷物(食料品)を運ぶ人たちでごった返してきていました。
朝7時頃車の往来も増えてきて、外を歩いてみると、まず、銀行ATMに人が並び始めていました。
その後9時半頃知り合いの銀行のスタッフと銀行前であったので話してみますと、通常9時半に銀行は開くのですが、今日は10時過ぎになるのか、或いは午後からになるのかわからない、、上からの指令を待っているだけで、銀行内にも入れないと言っていました。一度出社したけど銀行自体が開くかどうかわからないので、帰宅した女子行員もいるとのことでした。
銀行業務も、インターネット使えないのでほとんどの業務はできないだろうし、今日は休みになるかも、、とも言っていました。
ミャンマーではよくある事ですが、土日にATMでお金をおろしていく人が多くなり、月曜日の朝にはATMにお金がなくてATM自体が使用不可能になっていることがあります。
多くの方がATMの前で並んでいたのですが、聞いたところ一人当たり10万チャット(約1万円)までしかおろさないでほしい、、という張り紙があったそうです。今はインターネット遮断の為ATMも使えません。
市中を見渡してもそこまで大きな影響は受けていませんが、時々、主要な場所に軍の人を見かけることもあります。
大きな変化としては、今までNLD(スーチーさんの党)のフラッグ(旗)を立てていた家から旗が消えていたり、サイカーといわれる、自転車タクシーがつけているNLDの旗も見かけなくなりました。
おそらく、NLD関係者として拘束されたり尋問されたりすることを恐れているからでしょう。
ヤンゴン市外ではすでにデモが始まったといううわさも聞いています。

現時点ではこの状況です。