クーデター下のミャンマーから ― 2021年2月2日

ニュース

2021.02.03

クーデター下の ミャンマーから 2日目

アイクラフトのミャンマーのスタッフから、2021年2月2日の現地の状況について報告がありました。
報告を原文のまま掲載いたします。

 


 

政変があって二日目の2月2日、昨晩より非常事態宣言が出たことで、夜8時から朝6時までの外出禁止令の影響もあり、朝5時頃は車や人の往来は殆どなく、朝6時前くらいに眼下の市場の門が開くのを待っている市場で働く人たちが少しずつ集まってきていました。
7時頃より外を徘徊してみると、人の往来も増えてきて通常の生活と変わらない、、さすがミャンマー人慣れているのかな?という感じです。
2月1日によるに国営テレビでの文字アナウンスで、すでにインターネットなどは復旧されており、銀行業務は2月2日より通常業務が可能というテロップが流れていたため、試しに近くの銀行に行って、時々話す銀行の警備員に尋ねてみると、ATM動いてるよーとのこと、、確認したら通常通り動いてるし、何時ころから動きだした?と聞いたら2月1日にの夕方からATMは通常通りです、、銀行業務も今日から大丈夫のこと、、通常に戻っていますね、、
市場を見ても、買い占めをしている人はいないし、2月1日に若干値上げされていた市場の野菜、肉類などは少し安くなったそうですがそのままの価格のものもあるそうです。
外国産たばこなどは値上がりのまま、、なぜかというと外国物資が入らない可能性がある、という懸念から日本円で10-20円ほど値上げされています。
ミャンマーの国だけではなく、どの国でもある事ですが、災害や全国的に品不足になるであろうと予測された時には、市場の全体の価格が値上がりしていきます。
ミャンマーでの一般市場価格が上がっていくのはこういう時に値上げされた商品、食物、などを、販売者が値上げした価格で売り続けるので、全体的に市場価格を吊り上げた後に固定化されていくという現象が起きてきます。(国民の感情としては、こういうことが起きるから、、こういうことの原因を作る軍が悪いという理論になるのですが、、)
市場価格が上がった理由で大きいのは2008年の台風災害、鎖国制度から市場開放、外国人の往来が増えたこと、2年前の電気料金値上げなどが大きな要因です。
テレビ番組は、国営テレビ以外のニュース番組は以前の番組(ドキュメンタリーなど)を再放送している状態です。
夜8時から非常事態宣言が発令されているため、夜8時頃より外を見ていると、まだ、車の往来はあり、いきなり車がクラクション慣らし、各家から鍋などの金属系を持ち出して自分の家でガンガン鳴らしだしました。車は鳴り物を鳴らしている家に呼応するようにクラクションを鳴らしながら走っていきます。道端に警察の車両が1台止まっていますが、クラクション鳴らすからといって、その車を止めることもできず、家から騒音が出てるからといって、その家を取り締まることもできず、という感じでした。
ミャンマーでも一番のコミュニケーション手段はフェースブックであり、すでに多くの投稿が拡散され、フェースブックでも多くの方が投稿しているように、この行為は今回の措置に対する自分たちの反抗意思を表現するものです。
今回の非常事態宣言と2007年との違いは、背景が全く違います(違いは後程列記します)。
結論から言うこと、これから先のミャンマーに対する海外からの投資事業は外国企業が足踏みしてしまう可能性は高いと思います。特に西洋諸国からの投資は減る可能性は大きいと思います。
ただし、私見としてですが、日本企業のミャンマー事業自体に大きな支障はないと思っています。
理由は、ミャンマー国としての政府、ビジネスマン、一般家庭が経験してきた歴史(私は2005年からだけミャンマーと関わっていますので、詳しい歴史などはその時点からしかわかりません)と見比べていくことで判断できると思います。
事業主が懸念されているマイナス要因をどうやって解決、解消していくかの方策も含めて説明するには今までの民主化の流れ、事業も含めて鎖国政策から解放した流れ、軍事政権時代から2021年1月31日までのNLD政権の成果、失敗などを吟味していただければ、ご理解いただけると思います。
1988年頃の近年で一番大きな政変時期からミャンマーにいらっしゃる諸先輩を差し置いてここで書くのはおこがましいのですが、私がわかる範囲のことを本日より書いていきます。