【参加報告】LibreOffice Conference 2019(Spain), Nextcloud Conference 2019(Germany)

LibreOffice Conference2019 (C) 2019 Pedropintosilva, CC-BY-SA

参加発表者)村上 正記 榎 真治

2019年9月10日から13日にかけてスペイン・アルメリアで開催されたLibreOffice Conference 2019にアイクラフトの村上正記が参加し、LibreOffice Onlineを大規模環境で運用する実験についての発表を行いました。また、LibreOfficeサポートを共に行っている榎真治からは日中韓の言語環境での課題について発表いたしました。アイクラフトのビジネスパートナーであるCollabora Productivity社からも多くの開発者が参加して発表を行いました。
このカンファレンスの様子をご報告いたします。

【LibreOfficeについて】
オープンソースの統合オフィスソフトであるLibreOfficeはOpenOffice.orgから分かれて9年がたちました。
コミュニティはあいかわらず活発で、ドイツに財団法人を設立して活動基盤もしっかりしています。また半年に1回のリリースを2011年から一環して守り続けており着実に進化しています。
今回のカンファレンスでは、ブラウザで複数人が同時編集できるLibreOffice Onlineや、作り直しが進むAndroid版/iOS版についての発表も多数ありました。
来年は10周年であり、様々なイベントなども企画されているそうです。

 LibreOffice Conference
 開催日程)2019年9月11日~2019年9月13日
 開催場所)アルメリア(スペイン南部 アンダルシア地方)

・LibreOfficeの開発コミュニティを運営するthe Document Foundation(TDF)の年次総会

・LibreOfficeの開発・ビジネス・コミュニティ運営などに関する議論が行われる

・例年ヨーロッパで開催
 -2017年 ローマ(イタリア)
 -2018年 ティラナ(アルバニア) ※参加
 -2019年 アルメリア(スペイン) ※今回

・Collabora ProductivityやCIBといったスポンサーの全面バックアップの下、少ない負担で参加できる
 -参加費無料
 -ランチの提供
 -カンファレンスプログラム終了後のExchangeに無料で参加

◆発表内容

アイクラフトで取り組んでいるLOOL(LibreOffice Online)に関し、複数台のLOOLサーバーを並列化し、ロードバランシングさせて負荷分散させ、多数のユーザーが同時に利用可能になるような方策を発表しました。

◆気になった発表

・昨年と比べ、LOOLに関する発表が多くなった印象でした。

・来年がLibreOfficeのプロジェクトが発足して10周年、OpenOfficeのプロジェクトが始まって20年という節目を迎えることから、広報などを強化するという発表がありました。

・LibreOffice日本語チームメンバーからは、CJK(Chinese・Japanese・Korean)の処理に関するバグとパッチの開発状況、5月に開催されたLibreOffice Asia Conferenceの取り組み、LibreOfficeの令和対応パッチのライトニングトークでの発表がありました。

 Nextcloud Conference
 開催日程)2019年9月14日~2019年9月15火
 開催場所)ベルリン工科大学、ベルリン(ドイツ)

・Nextcloud開発者が集うカンファレンス

・Nextcloud社がベルリンに本社があるため、毎年ベルリンで開催

◆参加の印象

・ヨーロッパでは「自分のデータは自分で保管する」という意識の強いユーザーが多い。

・カンファレンスでは「不要な検閲からデータを守るか」というような観点での発表が多くありました。

・今回は発表は行っていません。

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