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社内ネットワークセキュリティの要!今話題のUTMとは何か

サービス紹介

2023.11.10

こんにちは、顧客サービス部iSTAFF所属の須藤です。
猛暑が終わったと思えばあっという間に肌寒い季節。
防寒着に迷う時期ですね。

最近セキュリティに関する問い合わせ・ご相談が増えております。
セキュリティは中小企業にとっても大きな懸念事項であり、データ漏洩やサイバー攻撃など様々な観点から保護が必要です。
しかし、予算やリソースに制約があるためセキュリティソリューションの選択が重要です。

その中で、「UTM」が重要な役割を果たします。
なぜUTMが重要なのか、次の項からUTMについて解説いたします。

 

UTMとは

UTM(Unified Threat Management=統合脅威管理)は、セキュリティ機能を一つの装置で統合する製品あるいはサービスです。
ファイアウォール、アンチウイルス、侵入検知、コンテンツフィルタリングなど、さまざまなセキュリティ機能を一つの装置で提供するため、総合的なセキュリティ強化に適しています。
ここからは、UTMが提供する主要なセキュリティ機能についてご紹介いたします。

UTM

※YAMAHA UTX100

ファイアウォール

UTMの中核的な機能の一つがファイアウォールです。
ファイアウォールはネットワークトラフィックを監視し、不正なアクセスや攻撃からネットワークを守ります。
UTMは、ファイアウォールを強化し、不正なアクセスをブロックするための包括的なセキュリティポリシーを実装できるよう設計されています。

ファイアウォールの仕組み

アンチウイルス

UTMにはアンチウイルス機能が組み込まれており、悪意のあるソフトウェアやマルウェアからネットワークとエンドポイントデバイスを保護します。
定期的なウイルス定義の更新や挙動分析によって、最新の脅威に対処できます。

侵入検知

侵入検知システム(IDS)は、異常なネットワークトラフィックや攻撃を検知し、警告または遮断アクションを実行する役割を果たします。
UTMは、異常なアクティビティを監視し、早期に攻撃を特定するのに役立ちます。

コンテンツフィルタリング

コンテンツフィルタリングは、有害なウェブコンテンツへのアクセスを制限する役割を果たします。
これにより、従業員が危険なウェブサイトやコンテンツにアクセスするのを防ぎ、ネットワークを保護します。
また、業務に関連しないウェブサイトへのアクセスを制御することもできます。

 

UTMのこのようなセキュリティ機能の統合により、複数のセキュリティソリューションを個別に管理する手間を削減し、セキュリティ対策のコストを最適化できます。
セキュリティを強化し、データおよびシステムを保護するために、中小企業にとってUTMは強力なツールとなります。

 

UTMを選ぶポイント

UTMの導入は中小企業にとってセキュリティの向上に寄与しますが、適切なUTMを選ぶことが重要です。
効果的なUTMを導入するためには、以下のポイントに注目して製品を選定しましょう。

セキュリティポリシー

UTMの選定は、特定のセキュリティポリシーに合致している必要があります。
セキュリティポリシーは企業によって異なりますが、例えば特定のアクセス制御、コンテンツフィルタリング、脅威対策などをカバーする必要がある場合もあります。
選択したUTMがセキュリティポリシーを実現できるか確認しましょう。

コスト

予算は企業にとって最も重要な要素です。
UTMの導入には初期コストだけでなく、運用コストも考慮する必要があります。
適切なUTMを選ぶ際に、コスト対効果を評価し、中長期的なコストを見据えた決定を行いましょう。
また、ライセンスの更新やサポートのコストも忘れずに考慮しましょう。

拡張性

企業も成長する可能性があるため、選んだUTMがスケーラブルであることも重要です。
新たな拠点や従業員が追加された場合に、UTMを容易に拡張できるかどうかを確認しましょう。
また、新しいセキュリティ要件にも柔軟に対応できるか検討しましょう。

 

これらのポイントに留意することで、UTMの導入において失敗を回避しつつセキュリティの向上を実現できます。
次の章では、実際のUTMベンダーを比較して解説いたします。

 

UTMベンダー3選

おすすめのUTMベンダーを3社挙げます。
これらのベンダーは、予算やニーズに合った製品・サービスを提供しております。

フォーティネット(Fortinet)

フォーティネットは、信頼性の高いUTMソリューションを提供しています。
総合的なセキュリティ機能、使いやすさ、コスト効率に優れています。
セキュリティを強化するための包括的なオプションを提供しており、多くの企業で利用されています。

Fortinet-HP

(引用:ネットワークセキュリティのフォーティネット公式サイト

シスコ(Cisco)

シスコは、スケーラブルなUTMソリューションを提供しています。
シスコのUTMは高いパフォーマンスとセキュリティ機能を組み合わせ、企業の成長に合わせて調整できます。
また、シスコは広範なトレーニングとサポートも提供しています。

Cisco-HP

(引用:ネットワーキング、クラウド、およびサイバーセキュリティ ソリューション – Cisco

ソフォス(Sophos)

ソフォスは、企業向けに使いやすく効果的なUTMを提供するベンダーです。
ソフォスのソリューションはセキュリティ機能の統合性とクラウドベースの管理を強調しており、中小企業がセキュリティを簡単に強化できるように設計されています。
価格帯も中小企業向けに適しています。

Cisco-HP

(引用:Cybersecurity as a Service の提供 | ソフォス

 

これらのベンダーは企業向けにUTMを提供する際、コスト、機能、使いやすさを考慮して設計しており、企業のセキュリティニーズを満たす優れた選択肢となります。
最終的に特定の製品を選ぶ際には、企業のニーズに合わせて詳細な比較と評価が必要になります。

 

UTMを導入したら

     

  • UTMの設定

    UTMを導入したら、正しく設定することが不可欠です。
    適切な手順を把握し、セキュリティポリシーに沿った設定を行いましょう。
    適切な設定はセキュリティの効果を最大化します。

  •  

  • 定期的なアップデートとメンテナンス

    セキュリティは絶えず進化しています。定期的なアップデートはセキュリティの最新情報を取得し、脅威に対処するために必要です。
    アップデートの重要性を理解し、セキュリティを最新の状態に保ちましょう。

    また、アップデートを行う際には注意が必要です。
    システムへの影響や予期せぬ問題を避けるため、アップデート時の留意点を理解し、慎重に実施する必要があります。

  •  

  • セキュリティトレーニングと意識向上

    セキュリティは技術だけでなく、従業員の意識も関連しています。
    スタッフのセキュリティ意識向上を行うことで、社内の脅威に対する耐性を高め、セキュリティ対策を強化しましょう。

 

さいごに

今回はUTMについて解説させていただきました。
UTMを導入し、セキュリティを向上させ、脅威からの保護が実現できることを期待します。

繰り返しになりますがUTMで安全なネットワーク運用を実現するためには適切な製品の選定、適切な設定、適切な運用が必要です。
もしUTMの導入をご検討されていましたら是非アイクラフトまでご相談ください!
お客様にとって最適な導入プランをご提案させていただきます。

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