【PC入替】WiFi接続情報をバッチファイルで丸ごと移行しよう
サービス紹介
2023.12.07
こんにちは。顧客サービス部の髙瀬です。
顧客サービス部では、お客様がお仕事で使用されているパソコンの交換を行わせていただく機会があります。
もちろん入れ替えている間は業務が止まってしまうことになりますので、迅速に作業を完了することを意識しています。
そこで効率良くパソコンを入れ替える手法として、WiFi接続情報の移行方法についてご紹介します。
目次
WiFiの接続情報を一括で移行?
パソコンで一度パスワードを入力すれば次回以降は自動的に接続されますよね?
しかし、新しいパソコンにするともう一度パスワードを入力しなければいけません…
1か所ならまだしも複数の箇所で接続していたら大変です。
そんな手間を発生させないようにWiFiの接続情報を一括で移行することが可能です。
現在保存されている接続情報を確認する
コマンドプロンプトで以下のコマンドを入力すると現在の接続情報一覧が表示されます。
netsh wlan show profiles
僕のPCで見てみるとこんなに出てきました…(画面に入りきらない。)
ただ、こんなにあっても下記の手順ですべて一括移行させることが可能です。
接続情報移行の準備
実際にこの接続情報を移行してみます。
Cドライブ直下に「wifi」というフォルダを作成、さらに「backup.bat」、「restore.bat」というバッチファイルを作成します。
(フォルダの作成場所、ファイル名は任意でOKです。)
作成が完了したら、2つのバッチファイルの内容を以下の通りに編集します。
「backup.bat」
netsh wlan export profile key=clear folder="<バッチファイルの保存フォルダ>"
(今回はCドライブ直下に「wifi」というフォルダを作成しているので「C:\wifi」と指定)
「restore.bat」
@echo off
for %%f in (*.xml) do (
netsh wlan add profile filename="%~dp0%%f" user=all
)
これで移行する準備は完了です!
設定の移行
ここから実際に現在の設定情報を移行してみます。
先ほど作成した「backup.bat」を実行すると…
このようにxml形式で接続情報がフォルダ内にエクスポートされます。
このxmlファイルが出力されたwifiフォルダを移行先のPCへコピーします。
新しいPCではこのように接続情報がまっさらで何もありません。
そのPC上でコピーしてきたフォルダ内の「restore.bat」を実行すると…
このように一気に接続情報が移行できます。
何もなかった接続情報がこのように元通りになりました!
最後に
今回はWiFi接続情報の移行方法についてご紹介しました。
PC入れ替えの作業は、「1分1秒でも早く」「できるだけ元の状態でお返しする」ことが大切ということを念頭に置いています。
あらかじめ移行用のバッチを用意していれば容易に移行が可能です。
しかし、複数台のPCを移行する場合など、自身で移行するには負荷が高い場合もあります。
そんな時は是非、アイクラフトにお任せください。
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