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Wi-Fiの2.4GHzと5GHzって何?

サービス紹介

2024.10.23

こんにちは。iSTAFFです。
今回はWi-Fiの周波数帯の違いについてご紹介いたします。

Wi-Fiの2.4GHzと5GHzとは

ルーター

Wi-Fiには一般的に「2.4GHz」と「5GHz」という2つの周波数帯があります。
それぞれに特徴があり、どちらを使うかで通信速度や接続の安定性、電波の届く範囲が変わります。
家庭やオフィスでのネットワーク環境を最適化するためには、2.4GHzと5GHzの違いを理解することが重要です。
ここでは、それぞれの特徴や、どのような場面で使い分けると良いかを解説します。

2.4GHz帯の特徴

  • 広範囲に届く
    2.4GHzは低周波数のため、壁や床といった障害物に強く、遠くまで電波が届きやすいという特徴があります。
    そのため、広い範囲でWi-Fiを利用したい場合に適しています。
  • 通信速度
    最大速度は5GHz帯と比較して低くなることが多く、データの送受信に時間がかかる傾向があります。
  • 干渉が多い
    2.4GHz帯は他の電子機器(電子レンジやBluetoothデバイスなど)でも使われているため、Wi-Fiルーター以外の電波干渉を受けやすいです。
    そのため、周囲に多くのデバイスがある環境では通信が不安定になりやすいというデメリットがあります。

5GHz帯の特徴

  • 高速通信が可能
    5GHz帯は高周波数のため、大量のデータを短時間で送信でき、動画のストリーミングやオンラインゲームなど、リアルタイムでのやり取りに適しています。
    通信速度が速いことで、快適なインターネット環境が得られます。
  • 干渉が少ない
    5GHz帯は2.4GHz帯と比べて利用しているデバイスが少ないため、他の電波による干渉が少なく、通信が安定しやすいです。
  • 電波の到達距離が短い
    5GHz帯は2.4GHz帯に比べて電波の到達範囲が狭く、障害物があると電波が届きにくくなるのがデメリットです。
    大きな家や障害物の多い場所では、電波が届かずに接続が不安定になることもあります。

2.4GHzと5GHzの比較表

特徴 2.4GHz帯 5GHz帯
最大通信速度 やや遅い 高速
到達範囲 広い 狭い
障害物に対する強さ 強い 弱い
電波干渉の影響 受けやすい 受けにくい
主な用途 一般的なインターネット利用 高速データ通信、動画視聴など

 

2.4GHzと5GHzの使い分け方

どちらの周波数帯を使うべきかは、Wi-Fiを利用する場所や目的によって異なります。
以下のようなポイントを参考にして、2.4GHzと5GHzを使い分けると良いでしょう。

  • 家全体で安定した接続を確保したい場合
    壁や回数がある家で、Wi-Fiを広範囲に届けたい場合は、2.4GHz帯が適しています。
  • 高速通信が必要な場合
    ストリーミングやオンラインゲームなど、リアルタイムでのデータ通信が必要な場合は、5GHz帯を使うと快適です。
  • 接続台数が多い場所での安定性を重視する場合
    オフィスや人が集まる場所では、電波干渉が少ない5GHz帯を選ぶと、接続が安定しやすくなります。

 

最新ルーターならデュアルバンド/トライバンド対応、6GHz帯も

最近のルーターは、2.4GHzと5GHzの両方に対応したデュアルバンドや、5GHz帯を2つに分けて同時利用できるトライバンドタイプも増えています。
これにより、用途やデバイスごとに適した周波数帯を割り当てられるため、複数デバイス使用時にも快適な接続が維持しやすくなります。
また2022年9月からは2.4GHz帯、5GHz帯に加え6GHz帯も増え、より高速に安定した通信が期待できます。

 

最後に

今回は2.4GHzと5GHzそれぞれの特徴についてご紹介いたしました。
インターネット利用環境や目的に合った周波数帯を必要に応じて使い分けることで、
より快適なWi-Fi環境を整えることができます。

アイクラフトではお客様のIT関連の問題に対して迅速かつ丁寧に対応いたします。
Wi-Fiの導入、買い替えをご検討される方がいらっしゃいましたら、機器の選定から設定まで、しっかりとサポートさせていただきますので、お気軽にご相談ください。

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