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クラウド系資格「CompTIA Cloud+」を受験してみた

スタッフブログ

2023.06.02

こんにちは、技術サービス部所属でインフラエンジニアの佐藤です。
以前に、情報処理安全確保支援士の合格者として、弊社ブログの記事に登場した人間です。

『情報処理安全確保支援士』合格者インタビュー(技術サービス部:佐藤さん)

今回は、CompTIA Cloud+という資格試験に合格したので、自分で記事を書いてみました。
クラウド関連の業務経験がある、または興味があり、資格試験を検討している方の参考になれば幸いです。

 

CompTIA Cloud+とは

CompTIAは、特定のベンダーに依存しない認定資格やトレーニングを提供する国際的なIT業界団体です。
そしてCompTIA Cloud+は、クラウド環境で業務を行うインフラエンジニアに求められるスキルを評価します。
IPAが運営する国家資格である「基本情報技術者試験」と比較して、難易度は高いと言われています。

 

CompTIA Cloud+の試験情報

制限時間90分で、90問の単一/複数選択問題およびパフォーマンスベーステストに解答します。
筆記はなくすべてPCで解答する、CBT試験と呼ばれる形式です。
合格ラインは、900点満点のうち750点で、正答率にすると83%以上となります。
ITシステム管理やネットワーク関連の業務を2~3年経験していたり、クラウド環境での業務経験のある人をターゲットとして想定しているようです。
なお、受験費用は2023年5月31日時点で¥46,284(税込) でした。
※詳しくはこちらを参照(出題範囲や類似問題も掲載されています)

 

CompTIA Cloud+の勉強方法(筆者の場合)

まずは筆者の、試験に関連しそうなスペックを簡単に…

  • IT関連業務の経歴は12年程度
  • 仮想サーバの運用経験は3年程度
  • セキュリティ関連の知識は、情報処理安全確保支援士に合格する程度
  • 基本的に独学で、子守もあるので勉強時間は平日夜間のみ

 

勉強方法としては、セオリーどおり、テキストを使ったインプットとアウトプット(練習問題)を繰り返す方法を取りました。
テキストは「資格の学校TAC」出版の「実務で役立つIT資格CompTIAシリーズ」を採用しました。
(ただし試験にはバージョンがあり、市販のテキストは現時点でどれも最新バージョンには対応してません。)
具体的にはまず、節ごと(章・節・項の「節」)に付箋をつけて、節の末にある練習問題を解いて、

  • わからないところ → 「 」(何も書かない)
  • ある程度解けたところ、すぐ覚えられそうなところ → 「◯」
  • わけわからん、難しすぎるところ → 「´^`」(しょんぼり顔)

といったマークを、付箋に書いていきました。

そこから先は、下記の流れで学習していきます。

  1. 「´^`」を書いた節を前から順番に、練習問題が解けるレベルにまで読み込んでいきます。
  2. 最初のページから「´^`」と「 」(何も書いてない) の節だけを、順番に読み込みます。
  3. (2)を繰り返し、ある程度理解できたと感じたら、付箋に「◯」を書いていきます。
  4. すべての付箋に「◯」がついたら、付箋を外します。
  5. また最初から読んで、今度は理解・記憶不足を感じるところにマーカーを引いていきます。
  6. 最後まで読んだら、また最初から、今度はマーカーを引いた部分を繰り返し読み込みます。
    ※なかなか覚えられないところには、付箋をつけると良いと思います

 

RCompTIA Cloud+試験の感想

合格したものの、試験はかなり難しく感じました。
学習時間が少なく、知識の定着度が低かったのかもしれません。
総勉強時間はわかりませんが、平日フルタイムで働きながら、やったりやらなかったりを2週間分ぐらいでしょうか。
それと、試験問題の言い回し(日本語訳)も、この試験の難易度を上げていると思います。
例えば…
「…という条件において、その仮想サーバで必要とされるコア数が他のサーバで必要とする、総コア数における…の場合に、担当者が選択可能な解決策の中で最も適切なものはどれか。」
こんな言い回しがたくさん出てきます(うろ覚えなので内容は適当ですが)。
英文のthat(関係代名詞節)をすごく雑に扱った翻訳で… 読点(、)が何個も使われていて、とても読みづらいです。
受験の際は、そのあたりを覚悟しておいた方が良いと思います。
(公式サイトの類似問題にあるような読みやすい問題は、あまり期待できません!)

 

最後に

受験費用が、2023年5月31日時点で¥46,284(税込) もするため、気軽に受験できるものではないですが…
試験勉強で得た知識は、実務上とても役に立つものだと感じています。
なお、弊社では、ACiX推進手当として年間200,000円までの資格取得・研修費用が支給されます!(2023年時点)
資格って費用のかかるものが多いので、とても助かります。

ACiX推進手当について書かれている記事はこちらから👇🎵

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