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【事例紹介】Java8システムにインボイス対応のプログラム修正を行いました!

スタッフブログ

2023.10.18

皆様こんにちは!
広報担当の鎌倉です。

10月になり、インボイス制度が本格的にスタートしましたね!
今回は、弊社システム開発部社員が行った既存システムのインボイス対応事例をご紹介いたします。

 

受注までの流れ

今回ご依頼いただいたのは、以前から弊社とご縁がある不動産会社様。
すでにある家賃管理システムについて、インボイス対応のプログラム修正をしてほしい、と9月初旬にご依頼をいただきました。
ご依頼頂いてから1週間後に見積を提出、その日のうちに発注が決まり、スピード感のある発注となりました。

 

家賃管理システムの概要

お客様によると、このシステムはシステム会社に依頼して開発を行ったのではなく、個人が開発したものだそうです。
言語はJava8、データベースはAccessを使用しています。
開発環境はEclipseを使用しました。

※Eclipseとは、主にJavaのシステムを開発する際に用いられる統合開発環境。
見積の際にいただいたソースコードを確認すると、Eclipseのプロジェクトが入っており、インポートを行うことで設定を引き継いで開発を行うことができました。

具体的な改修内容

このシステムでは、一般的な住居とオフィスどちらの家賃も管理しています。
家賃を請求する際、住居の賃料は非課税、オフィスの賃料は課税となりますが、今までのシステムでは区分がなく、請求書は合計金額のみの表記となっておりました。
今回のインボイス対応では、新しく非課税・課税の区分を設け、内消費税と非課税料金が請求書に記載されるように機能追加を行いました。

  • 改修イメージ

改修イメージ

 

担当者がぶつかった壁

このインボイス対応は、弊社システム開発部社員である古池さんがヒアリングから納品まで一貫して担当しました。
改修を行う中で、難しかった部分や苦労した部分について伺ってみました。

担当者の古池さん

「AWT」と「Swing」の違い

このシステムでは、「AWT」と「Swing」2つのライブラリが使われています。
※ライブラリとは、プログラムでよく使う処理や記述をまとめたファイル。

「AWT」「Swing」はどちらもGUIアプリを作るためのライブラリですが、「AWT」の方がかなり古い技術になります。

  • AWT(Abstract Windows Toolkit)
    シンプルで使いやすいライブラリ。Swingよりも軽いGUIアプリケーションを作成することができる。
    テキストボックスやボタンなどの部品は実行環境のOSが処理しているため、実行環境によって動作が変わってしまうことが欠点。
    Java8以降は非対応。
  • Swing
    AWTの改良版と言われているライブラリです。
    Java言語で書かれており、AWTで欠点とされていた「実行環境によって動作が変わってしまう点」が改善された。

「Swing」は「AWT」の後継にあたるライブラリですが、「AWT」とは書き方が異なります。
2つのライブラリが混在していたため、機能追加の際は2つの記述方法を理解するのが大変だった、と話しておられました。

 

いよいよ納品!

社内での開発、テストを経て9月下旬に納品作業を行いました!
もともとあるプログラムを上書きし、データベースに非課税用の項目を追加すると納品作業は完了です。
作業後、今回追加した機能の説明や操作方法についてお客様と確認を行いました。
お客様のご要望通りに仕上げることができ、無事にシステムのインボイス改修が完了しました!

  • 改修後の請求書

改修後の請求書

お客様からの声

お客様からは、迅速な対応について嬉しいお言葉をいただきました。
改修が早かった」「納品も一瞬でした!」など…

実は、システム納品後の検収にて軽微な不具合が見つかりましたが、当日現地に直接向かい、現地での対応・サポートで不具合を迅速に解決することもできました◎
その際は「連絡後すぐに来ていただけたので助かりました!」とお礼をいただきました。
お客様に満足いただけて弊社も嬉しいです!

 

最後に

今回は、家賃管理システムのインボイス改修事例をご紹介しました。

このように、アイクラフトでは既存のソフトウェアの改修作業から受託開発まで行っております。
現在、少しでもソフトウェア開発周りのお悩みがあるお客様はお気軽に以下リンクよりお問い合わせくださいませ!

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