【iSTAFF事例】特定のPCを常にインターネット接続可能に！IPアドレスを固定化

こんにちは！アイクラフト株式会社の杉井です。

今回はiSTAFFのサービスをご利用いただいている企業様から「PCがインターネットに接続できないことがあるので調査してほしい」という依頼を受けましたので、その事例を紹介します。

「iSTAFF」は情シス業務などのITアウトソーシングサービスです。

ITに関して不具合やお困りごとに対し、専門の技術者が実際に現場に駆けつけ、事象を解決するサービスを行っています。

もしIT周辺の悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。

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依頼の背景

今回ご依頼いただいたのは、iSTAFFを長期でご利用いただいている某観光業様です。

同社では、業務上優先順位が高い特定のPCがインターネット接続できず、業務に支障をきたしてしまう状態でした。

本事象を解決するために、iSTAFFのサービスを通して依頼がありました。

現地にて調査を実施

インターネット接続できない事象の調査のため、現場に伺いました。

調査した結果、同社では多数のPCやプリンタがWi-Fi接続を行っており、Wi-Fi側で設定されているDHCPプール（IPアドレスの自動割り振り範囲数）を超えてしまっているため、接続できないケースが発生していることが分かりました。

次の章にて、本事象を解決するために行った施策を紹介します。

解決策：IPアドレスの固定化

今回、業務上優先順位が高いPCがインターネット接続できない事象をIPアドレスを固定化することで、解決することにしました。

具体的な作業手順は以下の通りです。

作業を行うためには、前提としてインターネット接続が必要になります。

1. 「Ipconfig/all」コマンドを使用して、IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSサーバーの情報を取得します。
2. 「ping 【IPアドレス】」コマンドを使用して、DHCPプール範囲外に固定するためのIPアドレスに対して通信を送ります。
3. IPアドレスの応答がないことを確認します。これにより、そのIPアドレスが他のデバイスに使用されていないことを確認します。
4. IPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNSアドレスを入力し、IPアドレスを固定します。

上記対応により、IPアドレスの固定化が完了しました。

IPアドレスを固定することで得られるメリット・デメリットとは？

今回、要望に応えるために実施したIPアドレスの固定化ですが、当然メリット、デメリットがあります。

それぞれ解説していきます。

IPアドレスを固定するメリット

IPアドレスの固定化には以下のようなメリットがあります。

• 特定のPCが常にインターネットに接続できる状態を保つことができる
• ネットワーク内でのPCの識別が容易になり、管理がしやすくなる
• ネットワークの安定性が向上する

今回のケースでは、接続するPCやデバイスが多かったためIPアドレスを固定化することで事象を解決することができました。

IPアドレスを固定するデメリット

また、IPアドレスを固定化するデメリットは以下の通りです。

• IPアドレス固定化の設定が難しい（手間がかかる）
• 固定されたIPアドレスはサイバー攻撃の対象になりやすい

今回のケースではiSTAFFのサービスをご利用頂いている状況でしたので、手間などは特に発生しません。

また、セキュリティに関してもサポートしていきますので、IPアドレスを固定化するメリットの方が大きく、業務も円滑になるため実施に至りました。

まとめ

今回は業務上優先順位の高いPCのIPアドレスを固定化し、インターネット接続できる状態を提供した事例を紹介しました。

本対応により、ルータ側のトラブルなどイレギュラーが起こらない限りは安定してインターネット接続が可能になりました。

業務上、インターネット接続がうまくいかない場合、大きなロスに繋がります。

PCのインターネット接続がスムーズになり、今後の不安も解消されたことで、喜びの声と感謝の言葉を頂きました。

iSTAFFでは、お客様のITに関する様々な課題解決をサポートします。

東京、大阪、兵庫と幅広いエリアで対応しておりますので、IT関連でお困りごとがあればぜひ一度お問い合わせください。

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最後までお付き合いいただきありがとうございました。

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