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クラウドって何?クラウドサービスについて詳しく解説

サービス紹介

2024.11.05

こんにちは、顧客サービス部iSTAFF24グループの宮田です。
本日は、最近何かと耳にするクラウドサービスについてご紹介いたします。

クラウドサービスとは

クラウドサービスとは、ソフトウェアやアプリケーション、ITインフラなどをインターネットを経由して利用できるサービスです。
従来、システムを利用する際は、物理的にハードウェアを用意してその環境を利用・管理することが一般的でしたが、クラウドサービスはそれらを用意することなくシステムを利用できるため、年々と利用が増えています。
そんなクラウドサービスに関して、詳しく説明していきます。



cloud

 

クラウドサービスの種類

ひとえにクラウドサービスといっても、利用形態、提供形態によって様々な種類に分類されます。

利用形態

SaaS(Software as a Service)

SaaSとは、クラウド上でアプリケーションやソフトウェアを提供するサービスのことです。
インターネットが利用出来る環境さえあれば、場所やデバイスの制限なく利用することが可能です。
またドキュメント等を扱うサービスにおいては、複数のユーザが同時に閲覧や編集の作業を行うことも大きな特徴です。

有名なサービス

  • Gmail
  • Slack
  • Zoom
  • Microsoft 365

など

PaaS(Platform as a Service)

PaaSとは、クラウド上でアプリケーションを動作させるための環境を提供するサービスのことです。
SaaSは、アプリケーションまで全て用意された環境でしたが、PaaSはアプリケーション以外が用意された環境となります。
ミドルウェアまで提供される環境のため、アプリケーションの開発や環境構築を手軽に行うことが出来ます。
それに加えてアプリケーションは自前でできるため、SaaSに加えると自由度が高くなります。
この後紹介するIaaSで有名なAWSやGCPのようなサービスでは、ストレージやデータベースをPaaSとして利用できるプランが用意されています。

有名なサービス

  • Amazon Web Services(AWS)
  • Google Cloud Platform(GCP)
  • Microsoft Azure
  • kintone
  • Salesforce

など

IaaS(Infrastructure as a Service)

IaaSとは、クラウド上でアプリケーションを動作させるための、仮想サーバや記憶域、回線等のITインフラを提供するサービスのことです。
PaaSは、ミドルウェアまで用意された環境でしたが、IaaSはOSまでの提供となります。
そのため、物理的にハードウェアを用意せずともゼロからの構築を行うことができ、最も自由度の高いクラウドサービスとなります。
IaaSと似たサービス形態として、VPS(Virtual Private Server)というものがありますが、こちらは必要なだけリソースを用意できるIaaSとは違い利用できるリソースが固定されているという違いがあります。

有名なサービス

  • Amazon Web Services(AWS)
  • Google Cloud Platform(GCP)
  • Microsoft Azure
  • Oracle Cloud

など



saas-paas-iaas

提供形態

パブリッククラウド

パブリッククラウドとは、だれでも利用できるようインターネット上で広く一般的に提供されているクラウドサービスのことです。
用意されたクラウド上のリソースを、必要なときに必要なだけ利用することができます。
「クラウドサービス」というとこちらを指していることが多いと思います。
一般公開されており、サーバや回線などのリソースを多くの人で共有して利用するため、コストを抑えることができます。

プライベートクラウド

プライベートクラウドとは、パブリッククラウドとは対照で、企業や組織など特定の利用者のみが利用できるクラウドサービスのことです。
パブリッククラウドの一部リソースを占有して利用したり、自社データセンタ等を用いてシステムを構築し、専用線やVPNを用いて通信を行います。
リソースの占有や自社データセンタの調達が必要であるため、パブリッククラウドに比べてコストが高くなります。

 

なぜクラウドサービスを利用するのか

次に、クラウドサービスを利用するメリットを紹介します。

イニシャルコストが低い

クラウドサービスでは、サーバやネットワーク機器等のハードウェアや回線の手配をする必要がありません。
サーバや業務用のネットワーク機器は高額なものが多いため、オンプレミスに比べると圧倒的に少額となります。
この理由がクラウドサービスを利用する理由として、最もよく聞くものではないでしょうか。

管理コストの削減

オンプレミス環境では、日々のメンテナンスなどを自ら行う必要がありますが、クラウドサービスではサービス提供範囲のメンテナンスを提供事業者が行うため、管理やメンテナンスにかかるコストを低減させることができます。
また、セキュリティやOS等のアップデート作業(Iaasを除く)、バックアップ等も提供事業者が行うため、コスト・メンテナンス担当者の負荷軽減につながります。

リソースの調整が容易

クラウドサービスでは、オンライン上でのリソース変更手続きを行うことで、リソースの増減を行うことができます。
オンプレミス環境で行うとなると、部品の調達やサーバ更改となるため手間もコストも低くなりますね。
ただし、利用するリソースが増えるとその分ランニングコストは上がるので、注意が必要です。

環境に左右されない

クラウドサービスは、インターネットが利用出来る環境さえあれば、場所やデバイスの制限なく利用することが可能です。
特定の場所へ向かう必要はないため、メンテナンスを行う必要があったとしても、行いやすい環境と言えますね。

BCP対策になる

BCP(Business Continuity Planning)対策とは、自然災害等が発生しても事業を継続できるよう対策を行うことです。
クラウドサービスを利用することで、社内のインフラ環境を自社の外に設置することが可能です。
そのため、自社の付近で自然災害等が発生したとしてもシステムの停止やデータは損を防ぎ、業務を継続することが出来る環境を用意できます。

 

クラウドサービスを利用する際の注意点

ここまでクラウドサービスを利用するメリットを挙げてきましたが、利用する際に注意する点もあるので、紹介していきます。

自由度に限界がある場合がある

IaaSを利用する場合は、概ね高い自由度でのインフラ構築が可能となりますが、SaaSやPaaSを利用している場合は、用意された環境や汎用アプリケーションの仕様によってできることが変わってきます。
自社システムとの連携等を考えている場合は、このあたりも留意する必要があります。

サービス事業提供者に左右される

クラウドサービスの事業提供者がメンテナンス等を行う際は、サービスの利用ができない時間が発生する場合があります。
概ね、サービス影響が出ない方法や、深夜帯でのメンテナンスを行っている印象ですが、注意が必要です。
また、サービス終了により利用できなくなるという可能性も考慮する必要があります。

他の利用者の影響を受ける

クラウドサービスは、仮想化技術等を用いて他のユーザとリソースを共有しています。
他の利用者が、環境に高い負荷をかけてしまうとその影響を受ける可能性があります。

 

最後に

今回はクラウドサービスについてご紹介しました!
アイクラフトでは、クラウドサーバ・ネットワークの新規構築・移行・監視・運用保守まで幅広く行っております。
ITインフラに関する調査や構築など、是非お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
宮田
アイクラフト株式会社
顧客サービス部 iSTAFF24Gr.

入社3年目の宮田です。
アイクラフトで駆け出しインフラ屋さんをやっています。
おおよそ月一のペースで、気になったインフラ系のあれこれをゆるーく紹介しています。


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