ホームページのセキュリティは大丈夫?WebサイトのSSL化のご紹介
サービス紹介
2023.03.14
こんにちは、顧客サービス部iSTAFF24所属の宮田です!
本日は、たびたびお客様よりご相談をうける「WebサイトのSSL化」についてご紹介いたします。
目次
SSL化とは
SSLは、「Secure Sockets Layer」の略で、ウェブサイトとユーザーの間での通信を暗号化する技術です。
Webサイトの通信を暗号化することで、機密性の高い情報を送信する際にも、第三者が情報を傍受して不正に利用することを防ぐことができます。
SSL化は、主にオンラインショッピングサイトやオンラインバンキングサイトなど、機密性の高い情報を取り扱うウェブサイトで使用されます。
しかし、最近では、一般的なブログや個人サイトでもSSL化が推奨されており、Googleの透明性レポートによると、SSL化されたHTTPS通信の割合は90%近くまで上がっています。
また、SSL化されていないWebページはブラウザ上に警告が表示されることもあります…。
SSL化するメリット
WebサイトをSSL化するメリットはいくつか存在します。
その中の、主な3つのメリットを紹介します!
- 情報の保護
ユーザがクレジットカード番号やパスワードなどの個人情報を送信する場合、これらの情報が暗号化されて送信されます。
これにより、第三者がこれらの情報を傍受して不正に利用することを防ぐことができます。 - 認証性の向上
SSL証明書を取得することで、ウェブサイトに使用されているドメインが認証されたり、所有者や団体情報が認証されるものもあります。
これにより、ユーザは、自分が利用しているウェブサイトが信頼できるかどうかを判断することができます。 - SEO評価の向上
Googleなどの検索エンジンは、SSL化されたウェブサイトを評価しています。
これにより、SSL化されたウェブサイトは、非SSL化されたウェブサイトよりも高い評価を受け、検索結果として優先的に表示される可能性が高くなります。
SSL化に使用する証明書の種類
SSL化を行うためには証明書の取得が必須です。
この証明書にも種類があるので、紹介していきます!
- ドメイン名による認証(DV: Domain Validation)
ドメイン名による認証方式は、ウェブサイトのドメイン名が正しいかどうかを確認することで、SSL証明書の発行が行われます。
認証手続きが簡易的であるため、発行までの期間が短く、安価に入手できることが特徴です。
ただし、ウェブサイトの信頼性が低くなる可能性があるため、オンラインショップや取引を行うウェブサイトなど、重要な情報を取り扱う場合には適していない場合があります。 - 組織名による認証(OV: Organization Validation)
組織名による認証方式は、ウェブサイトのドメイン名と、そのウェブサイトを運営する組織の情報が正しいかどうかを確認することで、SSL証明書の発行が行われます。
認証手続きがDV方式に比べて厳格であるため、発行までの期間が長く、料金も高めです。
ただし、ウェブサイトの信頼性が高まるため、企業のウェブサイトや取引を行うウェブサイトなど、重要な情報を取り扱う場合には適している場合があります。 - 拡張検証型( EV: Extended Validation)
拡張検証型は、組織名による認証方式に加え、ウェブサイトを運営する企業が信頼できる企業であることを確認する手続きが加わった方式です。
ブラウザのアドレスバーに緑色の背景色と、企業名が表示されることで、ウェブサイトの信頼性が高まります。
認証手続きが非常に厳格であるため、発行までの期間が長く、料金も高めです。拡張検証型は、主に金融機関や政府機関など、高度なセキュリティが求められるウェブサイトに適しています。
またこの他にも、ワイルドカード型という形式の証明書もあります。
この形式の証明書はドメイン名による認証、組織名による認証、拡張検証型のどの種類にも適応できるもので、
例えば、”www.icraft.jp” や “hoge.icraft.jp” 、”example.icraft.jp”など、
など、複数のサブドメインを1つの証明書でカバーできる形式です。
SSL証明書の種類は、ウェブサイトのセキュリティ対策や目的に応じて適切なものを選択する必要があります。
ドメイン名による認証は簡単に取得できますが、信頼性は低いため、組織名による認証や拡張検証型を選択することで、より高いセキュリティを確保できます。
SSL化されたサイトの見分け方と証明書情報の確認
WebサイトがSSL化されてあるかどうかは、WebサイトのURLを見て確認することができます。
SSL化されていないWebサイトのURLは先頭に「http://」がついているのに対し、SSL化されているWebサイトのURLは先頭に「https://」が付いています。
加えて、Webサイトに適用されている証明書情報も確認することができます。
一般的にSSL化されているWebサイトをブラウザで表示すると、アドレスバー左側に「カギマーク」が表示されています。
このカギマークをクリックすることで、証明書の認証局や発行者などの情報を確認することができます。
またこの方法以外にも、公開されているSSLチェックサイトを使用して確認することができます。
簡単に確認できるので一度試してみてください!
最後に
今回はWebサイトのSSL化についてご紹介しました!
SSL化は、安全性と信頼性の向上やSEO対策など、Webサイトの運営に必要な様々なメリットがあることが分かりましたね!
アイクラフトでは、オンプレミス・クラウド共にサーバの新規構築・監視・運用保守を行っております。
今回ご紹介させていただいたWebサイトのSSL化も扱っておりますので、是非お気軽にご相談ください!