VPSのスペックが不足?VPSスケールアップのご紹介
サービス紹介
2023.02.28
こんにちは、アイクラフト株式会社です。
今回のブログでは、最近お客様よりご相談を受けた「VPSのスケールアップ」についてご紹介いたします。
VPSってなんだ!と思う方もいるかもしれませんが、そのあたりも含めてご紹介できればと思います。
目次
VPSとは
VPSは、「Virtual Private Server」の略で、仮想専用サーバのことです。
1台のサーバを複数ユーザで共有する点では、レンタルサーバ(共用)と同じようなサービスです。
しかしVPSはそれぞれのユーザが専用でOSが用意されるため、使用できる領域が独立しています。
それにより、管理者権限の使用も可能でソフトウェアやアプリケーションが自由に導入できるため、柔軟性が非常に高いです。
いわば、VPSがマンション、レンタルサーバ(共用)がシェアハウスといったところです。
またVPSは、専用サーバのような環境を使用することができますが、
レンタルサーバ(共用)のように低価格での利用が可能です。
そのため、会社などのホームページやWebアプリケーション用のサーバとしてよく用いられております。
弊社でも、自社アプリケーションでの利用や、複数のお客様のVPS管理を任されております。

今回ご相談を受けたVPSのお悩み
今回ご相談頂いたお客様はVPSを利用してクラウドストレージを運用されておりましたが、
使用できるストレージ容量が少なくなってきたため、
ストレージ容量とバックアップ用追加ストレージ容量を増やしたいとのことでした。
そこで今回は弊社にて、サーバ本体のスケールアップとバックアップ用追加ストレージの容量アップを行いました!

スケールアップ、容量アップ作業
VPS本体のスケールアップとバックアップ用追加ストレージの容量アップで作業内容が異なるので、
2つとも紹介したいと思います。
今回は、さくらインターネットが提供しているVPSでの作業となります。
VPS本体のスケールアップ
VPS本体はコントロールパネルから簡単にスケールアップ出来るような機能が準備されています。
手順は以下の通りです。
- サーバの停止
- コントロールパネルよりスケールアップ
- サーバの起動
- ディスク容量の拡張

VPS自体は自動でスケールアップしてくれますが、
ディスク容量はOSに認識させるための設定が必要なので、少し大変ですね。
作業の終了後、サーバ本体のスケールアップが確認できたら作業完了です。
バックアップ用追加ストレージの容量アップ
こちらはVPS本体と違い、簡単にスケールアップ出来る機能がありません。
今回は、新しい追加ストレージの契約とデータ移行にて対応しました。
手順は以下の通りです。
- 旧ストレージをバックアップ
- 新規ストレージを追加
- 新規ストレージをVPSにマウント
- 旧ストレージのマウントを解除
- バックアップ設定の確認

機能が用意されていない分、VPS本体に比べこちらの方が少し手順が多いですね。
こちらも作業の終了後、追加ストレージの容量アップが確認できたら作業完了です。
VPS本体、バックアップ用追加ストレージともに、無事作業を完了し、お客様にご確認いただくことができました!
最後に
今回はVPSのスケールアップについてご紹介しました!
クラウドストレージの使用可能容量も倍近くに増加しているので、安心して利用できそうです!
アイクラフトでは、オンプレミス・クラウド共にサーバの新規構築・監視・運用保守を行っております。
使用しているサーバについてのお困りごと、新規導入のご相談など、是非お気軽にご相談ください!