【Windows】PC設定の効率化！SYSPREPについて

こんにちは。顧客サービス部所属の藤本です。
今回はWindowsのパソコンの設定を行うためのWindows標準のツール、
「Sysprep」（System Preparation:システム準備）について、ご紹介いたします。

Sysprepとは

Sysprep（シスプレップ）はWindowsのマスターイメージを作成するためのツールです。
マスターイメージというのは、雛形となるWindowsのディスクイメージのことで、
こちらを使用することで、大量のパソコンを効率よく短時間で設定することが可能になります。

※Windowsでは通常、SIDという固有の識別番号が割り振られており、そのまま複製した場合は
パソコンの様々な動作に不具合が起こってしまいます。
Sysprepを使用することで、SIDを初期化し重複を防ぐことができます。

マスターイメージの作成方法については、以下の記事で解説しております。
併せてご覧ください。

PCキッティング作業を効率化！マスターイメージの作成方法・メリットをご紹介

メリット

アプリケーションのインストールや設定のカスタマイズをしてイメージとして作成し複数のパソコンに展開することが可能で、何台ものパソコンを設定する際には、設定に要する作業時間や手間を大幅に省略することができます。

なおアプリケーションによっては、インストールしてイメージに含めることができない場合もありますが、
そのような場合でも、インストールに必要なファイルをパソコン内に保存してイメージ化することによって、ダウンロードを行う手間を省略できるメリットがあります。

デメリット

一方で、条件によってはデメリットもあります。
パソコンの機種が複数ある場合は、機種ごとにマスターイメージを作成する必要があります。
また使用する方によって導入するアプリケーションを分ける場合や、個別の設定を行う必要がある場合には、あまり向きません。

まとめ

大量にパソコンを導入する場合は、1台ずつ設定すると時間が掛かりますが、
Sysprepを使用することで、効率よく短期間でパソコンの設定を行うメリットがあります。
アイクラフトでは使用して設定を行ってきた実績がありますので、お気軽にご相談ください。

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