DXコンサルティングの役割とは?企業で推進していくポイントと進め方を解説
お役立ち情報
2022.09.30
「DXコンサルティングの役割とは何だろう?」
「利用するポイントや実際の業務の進め方について知りたい!」
デジタル技術やデータを活用して変革を遂げるため、DXのコンサルティングを依頼する企業が増えています。
ですが、DXコンサルティングについて詳しく理解していない企業担当者が多いのではないでしょうか。
- DXコンサルティングの役割とは?
- DXコンサルティングを利用するポイントとは?
- 実際DXを取り入れて業務を進める方法が知りたい
上記のように、DXコンサルティングについて理解しつつ、最大限に活かして成果を出していきたいですよね。
そこで今回は、『DXコンサルティングの役割』について解説していきます。
利用するポイントや実際の業務の進め方についても触れていきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
DXの効果を高めて実務に役立てるには
DXの効果を高めて役立てるには、以下について理解しておくことが重要です。
- DXを正しく理解する
- DXを取り入れてコンサルティングを行う意義
DXを正しく理解する
DXはDigital Transformation(デジタルトランスフォーメーション)の略語です。
デジタルによって製品やサービス、さらにビジネスモデルを変えていくことを意味しています。
単にコンピューターを導入したり、データを活用したりするだけでなく、会社全体として変革を遂げていくことがDXには求められます。
DX推進に向けて経営陣が戦略を打ち立てる必要があり、その計画に基づいてどのような技術を使うかが決まります。
コンピューターやデータ活用ももちろん重要ですが、精度の高いモデルを作成するだけで成功するわけではないのです。
DXを取り入れてコンサルティングを行う意義
DXを推進しているものの、企業のなかには「何に対して理解できていないかが分からない」という問題が起こります。
そこでDXコンサルティングサービスが、分からないことを明確にしてくれるのです。
何も理解していない状態でシステムの設計や開発に取り組んでも、結果が得られないことがほとんどでしょう。
より再現性の高い方向へ導きながら効果を出しやすくすることが、DXコンサルティングを行う意義だと言えます。
DXコンサルティングを推進するにあたり必要なこと
DXコンサルティングを推進するにあたり、以下のことが必要です。
- IT導入だけでは意味を成さない
- 同時に組織作りと人材育成が必要
- 外部リソースも有効活用する
IT導入だけでは意味を成さない
DXを実現するためには、ITの導入は欠かせません。
ですが、ハードウェアやソフトウェアを導入しただけでは、単に業務の効率化に留まるだけでしょう。
DXにおいては、「ビジネスモデルを変革」することが目的ですから、IT導入後に市場で優位性を獲得する施策が必要です。
ITはあくまでも、DXを実現するための手段として取り入れるようにしましょう。
同時に組織作りと人材育成が必要
DXを進めていくうえで、同時に組織作りと人材育成が必要です。
人材不足および人材確保や育成を、もっとも重要な課題として取り上げている企業は多いのではないでしょうか。
人材確保や育成は、もっとも重要でありながら難易度が高いもの。
企業の将来を考えると、外部から人材を獲得するだけでなく、内部で人材育成を行うのが理想だと言えるでしょう。
社内の人材がデジタル技術を学び直しDXに対応できるよう、教育体制を整える必要があります。
外部リソースも有効活用する
社内での人材確保や育成が難しいと判断した時に初めて「DXコンサルティング」の検討フェーズに入ります。
DXにおいては、開発前のビジョンや戦略の策定、具体的な進め方を課題としている企業が多く存在します。
単にITやAIを導入するだけではなく、具体的な計画を立てられる経験豊富なコンサルタントをプロジェクトに入れることで良い結果に結び付く可能性は飛躍的に向上します。
専門家であるコンサルタントと連携することで、企業の目指す姿へ近づくことができますので、予算や想定される成果から社内で検討することをおすすめします。
DXを推進するには経営責任者のコミットメントが不可欠
DXを推進するには、経営責任者のコミットメントが不可欠であり、特に以下の3つはよく考える必要があります。
- ITとデータを活用したビジネスへの切り替えを検討
- 場合によっては大幅な組織改編も視野に入れる
- 各組織・各部門との連携で全社的なDX化を目指す
ITとデータを活用したビジネスへの切り替えを検討
ITとデータを活用しつつ、革新的なビジネスへの切り替えを考える必要があります。
既存の業務形態や組織をそのまま維持した状態でDXに取り組んでも、他社との差別化は難しいでしょう。
経営責任者は、単にプロジェクトを承認するだけでなく、各部門と密に議論を交わしながらコミットメントしなければなりません。
そのために、自社に適したITなどをDXコンサルタントに選定してもらいましょう。
場合によっては大幅な組織改編も視野に入れる
DX推進に向けて、場合によっては大幅な組織改編も必要になってきます。
既存の組織や業務の流れなどを変えると、反対派が生まれて摩擦が生じることは必至です。
しかしそこを変えていかなければ、いつまで経ってもステップアップは望めないでしょう。
試行錯誤しながら、技術的にできることとできないことを模索していってこそ、新しいスタイルの企業が生まれるのです。
「変化には痛みが伴う」ということを全社員に理解してもらうための努力をしなければなりません。
各組織・各部門との連携で全社的なDX化を目指す
企業は最初から目指すべき姿を完璧に描き切る必要はありません。
各組織や各部門それぞれが連携を取りながら、少しずつ全社的にDX化を確立すればいいのです。
それには経営陣が社員を牽引するために、常に課題解決に向けて議論していくことを怠らないようにしましょう。
それにより、社員それぞれがビジネスの改革を「自分の課題」として取り組みやすくなります。
全社員がモチベーション高く業務にあたれるように、密な連携は必要不可欠です。
DXコンサルティングを受ける際に注意すべき点とは
DXコンサルティングを受ける際に注意すべき点があります。
具体的には以下の2つです。
- 全社員で課題を共有すること
- 自走できるまで導いてくれるコンサルを選定すること
全社員で課題を共有すること
経営陣が変革に対して意欲的であっても、従業員が必ずしもそうであるとは限りません。
そこでDXを推進するにあたり、全社員で現状の課題を共有することが重要です。
経営陣と各部署同士の摩擦はできるだけ早期の段階で洗い出し、意見交換をしていくなかで向かうべき方向性を共有するのです。
最終的には、課題や向かうべき方向性の共有を通じて、全社員が「DXを進めなければならない」と意識し始めるのが理想です。
そうなれば、経営陣が下す判断にも全従業員が納得しやすくなり、DX推進が円滑に進められます。
自走できるまで導いてくれるコンサルを選定すること
コンサルタントに依頼する場合、将来的には自走できるよう導いてくれるコンサルティングサービスを選定しましょう。
DXが軌道に乗るまではコンサルタントの力を借りて構いませんが、DX推進と同時に社員一人ひとりの意識まで変えていくことが本当の意味での「変革」だと言えます。
自社の従業員が中心となって議論したり運営したりできるようにならなければ、市場での優位性を勝ち取れないでしょう。
目標とする構想からゴールに至るまで、すべてに関与してくれるコンサルティングサービスを選ぶようにしてください。
アイクラフト株式会社では無料でご相談も可能です。
ぜひお困りごとがあればお問い合わせください。
全社員一致の意見を生むDX推進チームの作り方
DX推進チームを作るためには、全社員一致の意見を生む体制が必要になるでしょう。
- ベストな方法は企業によって異なる
- 「変わらなければならない」意識を全社員で共有する
上記2つについて詳しく解説していきます。
ベストな方法は企業によって異なる
DX推進チームを作るためのベストな方法は、企業によって異なります。
社内の各部門の風通しがよく、フラットな関係にある場合はそれぞれの部門から人を選出して推進チームを立ち上げるのがおすすめです。
反対に、影響力の大きい部門がある場合はそこに推進チームを置くのがいいでしょう。
また、DXが軌道に乗るまでは経営陣直属のチームを作って統率すると、方向性がブレずに済むはずです。
そしてある程度、形になってきた段階で最適な部門へ配置換えしていく流れになります。
このように、企業体制に着目しながらDX推進チームを作っていく必要があるのです。
「変わらなければならない」意識を全社員で共有する
日本国内の多くの企業が、新しいビジネスモデルへの変革を遂げるために試行錯誤を繰り返している状況です。
そんな中企業内での「変わらなければならない」という意識の共有がとても大切になってくるでしょう。
経営陣と従業員、それぞれが同じ目標に向かっているかどうかは、結果に大きく差が出ます。
変化に対する覚悟を持って、DXを推進している企業は将来的に軌道に乗りやすいです。
DX化に向けて道半ばである企業が多い現状だからこそ、経営陣が先陣を切って従業員と意識を共有する必要があります。
DXコンサルを企業が推進していくポイントまとめ
今回は、『DXコンサルティングの役割』について解説してきました。
DXコンサルティングを取り入れるには、まず以下のことについて理解しておく必要があります。
- DXを正しく理解する
- DXを取り入れてコンサルティングを行う意義
- コンサルティングサービスの種類と特徴
- IT導入だけでは意味を成さない
- 同時に組織作りと人材育成が必要
- 外部リソースも有効活用する
-
ITとデータを活用したビジネスへの切り替えを考える
-
場合によっては大幅な組織改編も視野に入れる
-
各組織・各部門との連携で全社的なDX化を
- 全社員で課題を共有すること
- 自走できるまで導いてくれるコンサルを選定すること
- ベストな方法は企業によって異なる
- 「変わらなければならない」意識を全社員で共有する
上記の2つを念頭に置いて、DXコンサルティングによる効果を最大限に活かして成果を出していきましょう。
アイクラフト株式会社では無料でご相談も可能です。
ぜひお困りごとがあればお問い合わせください。