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NFTの市場規模を世界と日本で比較!今後の推移や活用事例も紹介!

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2023.06.19

NFTの市場規模は、ここ数年で急速な変化を見せています。

近年、世界でさまざまな著名人がNFTを活用するようになり、国内でも多くの有名人や企業が参入し始めました。

2019年以降、世界的に浸透し始めたNFTですが、日本でもこれからの活用者の増加は間違いありません。

そこで今回は、現在のNFT市場規模が日本国内と世界でどのような状況にあるのか、また今後の推移を紹介していきます。

NFTを活用するにあたって、市場規模の把握は必要不可欠です。

NFTへの参入を検討している方は、日本や海外でどの分野が有効活用できるのか、将来的な利用価値はあるのか、など気になる点を確認しておきましょう。

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そもそもNFTとは?

そもそもNFTとは?

NFTは、非代替トークンを表す用語で、Non-Fungible Tokenの略称です。

トークンとは、直訳すると「しるし」や「象徴」ですが、デジタル資産の世界やブロックチェーンの分野では「暗号通貨」や「暗号資産」という意味で使用されることが多いです。

よく混合されるFT(Fungible Token)は、代替が可能なトークンの事を指します。

NFTによって、コピーや複製が容易なデジタルデータに異なるシリアルナンバーが付与できるようになりました。

ナンバーは唯一無二の証拠になりますので、ブロックチェーン技術を活用することで、デジタルデータの所有者が誰かという保証ができるようになります。

NFTの市場規模に関するデータを紹介

NFTの市場規模に関するデータを紹介

これまで数多くのサービスがNFTを導入してきました。

ただ、今までどの程度活用されてきたのか、また今後NFTの需要がどのように変化していくのかは、気になる点の1つです。

ここから、過去のNFT市場規模の推移と今後どう変化していくのかの予測をそれぞれ解説していきます。

NFTの市場規模のこれまでの推移

世界のNFT取引額は、2019年には2450万ドル、2020年には8250万ドルと、1年間で約3倍上昇しました。

また2021年には176.9億ドルと、前年と比べて約215倍もの取引額に増加しました。
(日本円にして、約2兆円)

引用:三菱UFJリサーチ&コンサルティング

 

その勢いは翌年2022年の5月まで続きました。

急成長の要因として、ゲーム業界の変革と著名人のNFT導入、デジタルアート作品の需要が高まったことなどが考えられるでしょう。

さらに現在でも有名な企業の参入が続々と見られるため、これらの要素がNFT市場の成長を牽引していると考えられます。

 

■参考記事一覧

NFT Now|国内最大級のNFT情報メディア (nft-now.net)

サステナビリティ×ブロックチェーン情報メディア【HEDGE GUIDE Web3

Pacific Meta マガジン (pacific-meta.co.jp)

NFTの市場規模の今後の推移

今後の世界でのNFTの市場規模は2022年〜2027年までの間にGAGR(年平均成長率)で35.0%成長すると言われています。

引用:株式会社グローバルインフォメーション市場調査レポート

2023年現在では、世界のNFT取引額は少し落ち着いています。

しかしNFTは、まだ発展途上の段階です。

実際、世界においてクリプトパンクス(Cryptopunks)というドット絵が1点3000万から4000万円もの取引額で落札されています。

またTwitterの創設者であるジャックドーシーが、NFT化して自身の最初のツイートを3億円で売却したことも話題になりました。

今後も多岐にわたる分野がNFTに参入することは否めません。

NFT市場は、ピーク時ほどではないにしても、これからも様々なジャンルのサービスへ展開されるでしょう。

日本では、NFTアートのチャリティープロジェクトの実施や、LINEのブロックチェーンを活用した国民的芸能人の参入がありました。

また、近年では日本の有名スポーツ選手が引退記念NFTを販売するなど、活動の幅が広がっています。

このように、多くの有名人や著名人がNFTを活用しています。

NFT市場規模は、国内において今後も成長が予測されるでしょう。

【関連記事】NFTの問題点とは?メリットや注意点など将来性をわかりやすく解説

 

■参考記事一覧

NFT Now|国内最大級のNFTメディア

PRTIMES | 今田美桜さん初となるNFTの基盤技術にLINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」が採用

NFTのビジネスにおける活用事例

NFTのビジネスにおける活用事例

ビジネス界隈ではNFTがどのように活用されているのでしょうか。

ここからは、日本と海外それぞれのビジネスにおけるNFTの活用方法とその事例を紹介していきます。

バドワイザーの事例

バドワイザーは、アメリカの大手ビール会社です。

会社の歴史を写真や広告で表現したNFTコレクションを全部で1936個販売し、わずか数時間で完売させました。

缶ビールをモチーフにしたNFTは、2種類のレアリティが存在します。

1種類目は1900個のコアNFTです。

1つ499ドル(約6万円)で販売され、もう1種類の36個のゴールドNFTは1つ999ドル(約11万円)で販売されました。

バドワイザーの公式サイトは、NFTコレクションの所有者が「バドバース」と呼ばれるサービスへ参加できると表明しています。

このサービスは、限定的なサプライズ特典が解除できるようです。

参考記事:バドワイザーがNFTコレクション販売【あたらしい経済

日本出版の事例

NFTは、メディアドゥという日本の出版社も活用しています。

メディアドゥは、紙の雑誌や写真集に、NFTを用いたデジタル付録を展開しました。

購入した人は、写真やトレカをQRコード上で読み取ることができます。

またメディアドゥは、2021年10月12日に出版物専門の株式会社、トーハンとともに「SPA!」という雑誌を販売。

その雑誌にNFTのデジタル特典を付与しました。

「SPA!」特装版では、雑誌のページ上に載った、アイドルのトレカ5枚をデジタル上に封入しています。

読者はその雑誌に付属するQRコードを読み取れば、カードを入手可能です。

同年10月14日には岡崎紗絵の写真集を、11月2日に北川綾巴の写真集をNFT特装版で販売しました。

写真集にはデジタルムービー、未公開写真が閲覧できるNFTが付与されています。

参考記事:Media Do

アイクラフトでのNFT活用事例とサービスについて

アイクラフトでのNFT活用事例とサービスについて

アイクラフトでもNFT、ブロックチェーンに関する技術利用サポートの事業に取り組んでいます。

アイクラフトでは、2022年9月23日に神戸で開催された『Autumn Festival in KOBE〜 感性の繚乱〜』に参加させて頂き、NFTの体験会を実施しました。

イベントにてブースを設置し、ご来訪されたお客様に弊社開発のアプリ「コミュニティ・ウォレット」を実際に使用して頂きました。

アプリ内で二次元バーコードを介してNFTを取得し、ブロックチェーンに書き込まれる状況を確認することが可能です。

詳しくは以下のリンクより、イベント状況を確認できますのでぜひご覧ください。

社内ブログはこちら
プレスリリースはこちら

他にも、「078KOBE」では、神戸珈琲職人とコラボし、会場内で使用できるコーヒーのチケットを提供しました。

来場した方に、先ほど紹介した「コミュニティ・ウォレット」を使用して、NFTを入手して頂き、神戸珈琲職人のカフェコーナーで利用できるような形で実際に体験してもらいました。

詳しくは弊社の「プレスリリース」をご覧ください。

078KOBEについてはこちら

まとめ

NFTの市場規模は、現在落ち着いているものの、今後も成長していくと考えられます。

デジタル作品やツイートが数億円で落札されるほどの信頼性を持つNFTですが、正しい活用方法を知ることは必須です。

参入を検討している業者は、自身が展開している企業にはどのように利用するべきか、最善の方法を認識したうえで検討しましょう。

正しく活用すれば、ビジネスに大きな価値を見出すかもしれません。

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