【無料/低額】情報セキュリティに関するセミナー・イベントをまとめてみた

スタッフブログ

2023.07.31

こんにちは、技術サービス部所属でインフラエンジニアの佐藤です。
前回、セキュリティスキル向上の一環として「情報処理安全確保支援士」の “オンライン講習” をご紹介しましたが、今回は、企業でセキュリティ対策を始めようと思う方がもっと気軽に受けられるセミナー・イベントのご紹介です。

…と、本題に入る前に、一般財団法人関西情報センター（KIIS）が主催する「第６回サイバーセキュリティ・リレー講座（初級者向け）」を案内しておきますね。（開催日が近いので！）

本講座は “初級者向け” とありますが、サイバーセキュリティ担当者が、その専門性を高めるための学習に取り組む土台をつくることを目指した内容になっています。

全８回の受講が原則 …という部分は少しハードルがあるかもしれませんが、オンライン配信かつ無料で受けられるので、受講してみてはいかがでしょうか。
第１回目の講座は８月２２日で、今ならまだ受付中となっているようです（７月２６日時点）。

情報セキュリティに関するセミナー・イベント一覧

本格的なセミナーとなると、やはり内容が難しく、費用面でのハードルも高くなる傾向があります。
そこで、ここでは気軽に参加できる要件として、【無料または低額であること】【オンラインまたは地理的なハードルが低いこと※】を満たすものをピックアップしてみました。

※東京は特にセミナーが多いですが、それ以外の地域から参加するのは地理的にハードルが高いですよね

「ランサムウェアに感染した！」「工場システムがサイバー攻撃を受けた！」といったインシデントシナリオを使用して、インシデント対応の一連の流れを体験できる、経営者層向けの机上演習です。

サイバー攻撃により、システムに保存されていた重要情報が漏えい、消失・破壊されてしまったり、工場システムの稼働を妨害されるなどの事件は後を絶ちません。
そういったセキュリティインシデントについて、経営者が対応するべきポイントや事前の備えについて学ぶことができます。

情報セキュリティ対策を進める上で効果的な手法であるリスク分析について、「中小企業の情報セキュリティ対策ガイドライン」または「制御システムのセキュリティリスク分析ガイド」（※）を用いて、リスク分析手法を学習するワークショップです。

※いずれもIPAが発行する、中小企業または制御システムについてのセキュリティ対策ガイドラインです

制御システムへのサイバー攻撃に焦点を合わせて、セキュリティリスクの分析について具体的な実施手順を解説するセミナーとなっています。

講義はオンデマンド視聴（YouTubeの限定公開で好きなときに視聴できる）ですが、電子メールによる質疑応答ができるようです。

「中小企業を対象に情報セキュリティ関連をはじめIT利活用に関するテーマで構成」された内容、とのことですが詳細は現時点では不明です。
IPAの共催で、全国の中小企業支援団体の主催で開催されるようです。

いかがだったでしょうか。
金銭的な縛りがなければ、より広く、深く学習できるセミナーはいくらでもあると思いますが、今回はあえて【無料または低額であること】を要件としてピックアップしてみました。
情報セキュリティ対策の一環、あるいは第一歩として有効活用していただければ幸いです。