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グループウェアサーバ構築してみた!【GroupSession&desknet’sNEO】

事例紹介

2024.07.16

こんにちは、アイクラフト株式会社です。
本日は、お客様からご相談があったグループウェアについてご紹介いたします。

グループウェアとは

グループウェアとは、企業などの組織に所属する人々のコミュニケーションを円滑にし、業務の効率化・情報共有を推進するためのソフトウェアのことです。
企業などの組織では、複数人で協力して業務を行うことが多いので、最近では導入している企業も多いのではないかと思います。
そんなグループウェアについて、実際にあった事例をご紹介いたします。

グループウェアの主な機能

グループウェアには、情報共有のための様々な機能が存在しています。
まずは主な機能を紹介したいと思います。

コストカット

スケジュール管理

個人やチームでのスケジュールを管理できる機能です。
この機能があることによってメンバ同士でスケージュールの把握をすることができ、会議などのスケジュール調整をスムーズに行うことができます。
また、外出中等の現在の状況もわかるため、そのあたりもありがたいですね。                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                     

設備予約管理

スケジュール管理機能に付随する形で、設備の予約管理ができる機能が利用できる事が多いと思います。
会社の設備を予約管理できることで、設備の重複予約を防ぐことができます。

コミュニケーション機能

掲示板やメール、チャット機能を利用して、コミュニケーションを行うことができる機能です。
これらの機能をグループウェア上にまとめることで、情報の見逃しを防ぐことができます。

ワークフロー機能

稟議や休暇などの申請手続きをグループウェアで行う機能です。
紙での申請書ハンコリレーを廃止して、スピーディーに手続きを進めることができます。

ご相談いただいた内容

グループウェアに関して軽く紹介できたので、お客様より実際にあった相談内容に移っていきます。

今回は、「グループウェア導入に伴って、テスト環境を作成したい」というご相談を頂きました。
無料で利用できる「GroupSession」と有料の「desknet’s NEO」どちらにするか迷っているためテストして決めたいとのことでしたので、
どちらとも利用できるテスト用のサーバを作成させていただきました。

実際にサーバ構築

今回はお客様で用意されたノートPCを検証用サーバとして構築を行いました。
構築したサーバに関して紹介します。

サーバ(ノートPC)

先ほどもご紹介した通り、サーバはお客様で用意されたノートPCです。
 
OSはAlmalinux9のGUI版を採用しています。
リソース等を考えるとminimal版の方が適しているのですが、お客様よりGUIでお手軽にバックアップできるようにしてほしいとのご依頼があったため、
GUI版のOSを導入し、timeshiftというバックアップソフトを導入しました。

GroupSession

まずはGroupSessionの構築です。

コストカット

GroupSessionはLinux+Tomcat構成です。
 
GroupSessionおよびTomcatの動作にはJAVAの実行環境ですので、まずはそこからです。
TemurinというOpenJDKのディストリビューションをインストールします。
 
Temurinがインストール出来たら、Tomcat、GroupSessionをインストールして完了です。
詳しい手順はGroupSessionの公式をチェックしてみてください。

desknet’s NEO

次にdesknet’s NEOの構築です。

コストカット

desknet’s NEOはLinux+PostgreSQL構成です。
desknet’s NEOの動作にはPostgreSQLとNode.jsが必要なので、インストールしていきます。
 
GroupSessionは組み込み式のDBでしたがdesknet’s NEOはDBも必要となります。
PostgreSQLとNodeのインストールですがビルドが必要となるので、GCC等のビルドツールを事前に用意しておきましょう。
 
ビルドが完了出来たら、desknet’s NEOのインストールとDBの設定です。
ソースコードをダウンロードし、DBの初期設定を済ませます。
 
そこまで終わったら、Apacheにてシステムを公開して完了です。
詳しい手順はこちらに関しても、desknet’s NEOの公式をチェックしてみてください。

ライセンス認証

それぞれグループウェアの構築が完了したら、ライセンスの認証を行います。
GroupSessionは無料で認証できますが、desknet’s NEOはライセンス購入の必要があるのでご注意ください。

GroupSession

GroupSessionのライセンス認証は管理者設定から行います。
設定画面に入るとすぐ、「サポート・オプションライセンス情報」という項目がるので、そこから行います。
「無料ライセンスの発行はこちらから」のリンクから、任意のメールアドレスを入力すると、そのアドレス宛にライセンスファイルが届きます。
届いたライセンスファイルを「ライセンスファイルの登録・更新」から更新して完了です。

desknet’s NEO

desknet’s NEOのライセンス認証も管理者設定の中にある、初期設定メニュー>ライセンス設定から行えます。
まずは、有償ライセンスを購入します。
しかしながら、ライセンス購入時に届く「ライセンス証書」だけではライセンス認証は出来ません。
まずがライセンスキーの申請を行ってください。
ライセンスキーが届いたら、設定画面からキーを登録して完了です。

有償のdesknet’s NEOですが、60日間無料お試し期間が用意されています。
気になる方は利用してみてください。

最後に

今回はグループウェアについてご紹介しました!
アイクラフトでは、クラウドサーバ・ネットワークの新規構築・移行・監視・運用保守まで幅広く行っております。
ITインフラに関する調査や構築など、是非お気軽にご相談ください。

 


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