【iSTAFF事例】ファイルサーバの空容量逼迫(使用率80%)の事象を解決!
iSTAFF
2023.06.26
こんにちは!アイクラフト株式会社の須藤です。
今回は「ファイルサーバの使用率が空容量逼迫している」事象をiSTAFFのサービスで解消してきましたので紹介します。
企業様からは、「メインのファイルサーバの使用率が80%を超えているが、原因が分からない」という内容で依頼がありました。
本記事では、原因特定までの流れと、実際にどう解決したのかを紹介していきます。
ファイルサーバの使用方法や増設で悩んでいる方や、アイクラフトのiSTAFFのサービスを検討中の方はぜひ最後までご覧ください。
「iSTAFF」は情シス業務などのITアウトソーシングサービスです。
ITに関して不具合やお困りごとがあれば、専門の技術者が実際に現場に駆けつけ、事象を解決するサービスです。
もしIT周辺の悩みがあれば、お気軽にお問い合わせください。
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目次
抱えている課題と目的
サーバの使用率が高いと、サーバのパフォーマンスが低下したり、応答しなくなったりする原因になります。
今回は既に企業様のサーバが容量逼迫している状態でした。
このままでは業務に支障を起こしかねない状態です。
なぜ使用率が上がっているのか原因を特定するための調査を行い、今後、同様の事象が発生しないように提案とサポートを行ってきました。
サーバの容量逼迫の原因の特定
現場にて、空いているPCをお借りして「diskinfo3」を利用し、ファイルサーバの解析を実施しました。
サーバの総容量が4TBあり、解析に1日以上がかかる見通しのため、解析が終わるまで時間をおきました。
diskinfo3の解析結果を確認し、エラーなしでの解析完了を確認しました。
事象の解決を目指すために、以下の2つの原因を検討しました。
- 原因1:直近でのファイル使用量の増加
- 原因2:ファイル使用率の確認
それぞれ、対応と共に解説します。
原因1:直近でのファイル使用量の増加
初めに月別の使用量の増加ペースを確認しました。
理由として、紙媒体の資料を電子化したり、容量の大きいファイルを保存すると使用量の増加に影響するためです。
今回の企業様の場合は直近で使用量が急増したわけではなく、特に問題ありませんでした。
原因2:ファイル使用率の確認
次にフォルダ別のファイル使用率を確認しました。
不要データやファイルがたまっていると使用率の増加につながるためです。
確認した結果、不要ファイルを入れているフォルダが使用率30%を占めていました。
不要ファイルには「backuplog」「trashbox」「削除予定フォルダ」が保存されており、 その中でもbackuplogは毎週1.2GBずつログが蓄積している状態でした。
「backuplog」「trashbox」「削除予定フォルダ」を整理することで、1TB近くの容量を確保でき、約20%以上の空き容量を確保できることが判明しました。
問題の解決方法と手順
今回はdiskinfo3を利用し、サーバの解析をした後、フォルダの使用率を確認しました。
サーバ内を解析し、使用率が大きいフォルダを確認して階層を下り、容量が大きいファイルを見つけて、削除の依頼をしました。
ただし、容量が大きくても削除してはいけないファイルも存在するため、どういったファイル・フォルダであるかをしっかり確認するようにお伝えしました。
その後、定期的に行っている保守作業の際に、使用率を確認すると62%まで下がっていることが確認できました。
今回使用したdiskinfo3の使い方は以下をご参照ください。
参考記事:「DiskInfo」でHDD内の不要ファイルを簡単整理!DiskInfoの使い方・見方をご紹介
まとめ
今回の記事では、サーバの使用率が容量逼迫した事象に対して、弊社がどのように対応し解決したかを事例として紹介しました。
原因の特定から解決策の実行までを迅速に行うことで、お客様のビジネスに与える影響を最小限に抑えられました。
今回のケースのように、ちょっとしたきっかけや予期せぬエラーで発生するIT系の事象は、業務に大きな支障をきたします。
継続的なシステムの監視と、障害が発生した際に迅速に解決できるよう、準備しておくことが大切ですね。
今回ご利用頂いたiSTAFFのサービスは東京、大阪、兵庫を中心にアイクラフト株式会社が提供しているITのフィールドサービスです。
ITで困ったことがあれば、迅速に駆け付けて解決していきますので、もしお悩みがあればお気軽にお問い合わせください。
最後までお付き合い頂きありがとうございました。
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