【事例紹介】約500台の新規PCの設定を行いました！

今回はお客様からご依頼のあった、約500台の新規PCの初期設定についてご紹介いたします。

依頼の背景

今回、約500台のWindows10のPCからWindows11のPCに入れ替えられるとの事でご依頼いただきました。
約500台という台数ですが、設定作業に使用する場所の期間が決められていため、ご希望の期間内にPCの設定を全て完了させる必要があり、特に効率を考え作業を行いましたので、実施内容についてご紹介いたします。

実施したPCの設定内容について

通常はPCを１台ごとに順番に設定を行いますが、今回はPCのマスターイメージを作成し、可能な限り手を掛けずミスを防ぐため、設定の自動化を行うためのバッチファイルを作成し、下記の流れで設定作業を行いました。

1. PCのマスターイメージ作成
2. PCのマスターイメージの検証
3. 各PCへのマスターイメージの展開
4. PCの初期設定

①PCのマスターイメージ作成

今回は3機種のPCとの事でしたので、各機種のドライバーやアプリケーションを用意し、それぞれのPCでsysprepを使用し、3種類分のマスターイメージの作成を行いました。
Windowsクリーンインストール後のドライバー・アプリケーションのインストール、初期設定、ソフトウェアの仕様上、マスターイメージに含めることができないインストーラーやバッチファイルなどの必要ファイルのコピー後、予め作成しておいた応答ファイルを指定しsysprepを実行しました。
応答ファイルを指定することにより、Windowsの初期ウィザード画面の省略、Windowsライセンスキーの入力、ユーザー情報の設定等の作業の省略を行なうことができ、作業の効率化に繋がりました。
またマスターイメージ作成時点で設定内容に齟齬が生じてしまうと、全台が同じ設定となってしまうため、お客様に慎重に内容の確認を行い、作業を進めました。

②PCのマスターイメージの検証

実際に作成したマスターイメージを別PCに展開し、設定完了後のPCで動作確認を行いました。
導入を行ったアプリケーションの動作など、PCが通常通り利用できるかどうか、お客様にご協力いただき、確認を行いました。

③各PCへのマスターイメージの展開

検証で動作に問題無いことを確認し、マスターイメージの展開を行いました。
今回は台数が多かったこともあり、展開作業を全てメーカー様の方で対応いただけることになりましたので、マスターのPCをメーカー様にお送りし、納品前のPC全台にマスターイメージの展開を行っていただきました。

④PCの初期設定

PCが納品されたタイミングで指定された作業部屋にてPCの初期設定を行いました。
今回はPCのサインイン時と一部手動での設定が必要な作業を除き、ほとんどの設定はバッチファイルで自動的に実施されるようにしていたため、同時並行で効率良く作業を進めることができました。
上記により、今回は約500台という台数でしたが、約2週間で100台のペースで設定作業を進めることができ、無事お客様のご要望通りの期間内に設定作業を完了することができました。

最後に

今回のように弊社ではお客様にヒアリングを行い、要望に沿って作業計画から実施までを効率的に行うことが可能ですので、是非お気軽にアイクラフトまでご相談ください！

お問い合わせはこちら