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アクセスポイントってどう選ぶの?アクセスポイントの機能と選び方を解説

サービス紹介

2024.10.15

こんにちは、顧客サービス部iSTAFF24グループの宮田です。
本日は、オフィスに一つはあるであろうアクセスポイントについてご紹介いたします。

アクセスポイントとは

アクセスポイントとはデバイスへ電波を送受信し無線で通信を行うネットワーク機器のことです。
この装置のおかげで、LANケーブルを接続しなくてもPCやスマートフォン、タブレット端末を接続し無線で通信を行うことが可能です。

 

個人向けと法人向け

ひとえにアクセスポイントと言っても様々な商品があります。
大きく分けるとすると、個人向けか法人向けかという分け方があります。
それぞれ様々な違いがありますので、紹介していきましょう。

接続台数と安定性

法人向けアクセスポイントは企業での利用を想定しているので、個人用のものに比べて多くのデバイスを接続することができます。
個人向けアクセスポイント10~20台以下の接続を想定している場合が多いです。
最近の個人向けアクセスポイントは性能が向上しており、もう少したくさんの機器を接続できる場合もありますが、法人向けアクセスポイントに比べて少なくなっています。
法人向けアクセスポイントは50台以上の接続が可能なものも多いです。
そして法人向けアクセスポイントは接続台数が多いだけでなく、大きな機器を接続しても安定して通信できるようになっています。

セキュリティ

法人向けアクセスポイントは企業での利用を想定しているので、従業員はもちろんお客様なども接続するという可能性もあり、セキュリティレベルが高く設定されています。
個人向けアクセスポイントでは認証方法として、主に「WPA2/WPA3 Personal」が利用されていることが多いのではないかと思います。
これは、WPA2という暗号化規格で、事前共有鍵を用いて認証する方法です。
それに比べて法人向けアクセスポイントでは、「WPA2/WPA3 Enterprise」という方法を利用することができます。
これは、WPA2という暗号化規格で認証サーバを利用した認証を行う方法です。
これにより、端末ごとに異なるIDとパスワードで認証されることとなるため、高い安全性を担保できるというメリットがあります。
その他にも、アクセス制限機能などを利用して、高いセキュリティを担保したネットワークを構築することが可能です。

ルータ機能の有無

個人向けアクセスポイントは「Wi-Fiルータ」と呼ばれることが多く、その名前の通りアクセスポイント機能だけでなくルータ機能も搭載されています。
これにより、1台を導入するだけで簡単にネットワーク構築が可能です。
それに比べ法人向けアクセスポイントは、ルータ機能を搭載しないことがほとんどです。
なぜならば一般企業には、すでに個別でVPN機能などを有したルータが導入されていることが多いからです。
また、ルータを別で導入することで、アクセスポイントの増設などが簡単に行えるというメリットもあったりします。

価格

個人向けアクセスポイントは数千円から購入が可能となっていますが、法人向けアクセスポイントは数万円から十数万円と、比較するとかなり高額となっています。
上記で紹介したように、法人向けアクセスポイントは安定性が高く機能が多いため、高額となってしまいますがそれだけ必要な機能が盛り込まれています。

このほかにも法人向けアクセスポイントでは、VLAN機能など様々な機能が用意されています。

そんなアクセスポイントですが、今回は法人向けアクセスポイントに関して、選び方をご紹介したいと思います。

アクセスポイントの選び方

アクセスポイントの選び方ですが、様々なポイントからの選定ができます。
損なポイントをいくつか紹介していきます。

通信規格と通信速度

アクセスポイントの選定で欠かせないのが通信規格通信速度です。この項目に関しては個人向けアクセスポイントも重要ですね。

  • 通信規格

まずは通信規格に関しては、Wi-Fi6(IEEE802.11ax)や、Wi-Fi7(IEEE802.11be)といったものです。
この規格により、理論上の最大通信速度や使用する周波数帯が変わってきます。
古い規格にしか対応していないとなると通信速度も当然遅くなり、運用に耐え切れないとなってしまいます。
利用する状況に耐えられる通信規格に対応した機器を選ぶ必要があります。

無線LANの通信規格 について詳しく知りたい方は、以下記事にて触れておりますので、ご覧ください

新規格Wi-Fi7とは? Wi-Fi6との比較・メリットを徹底解説

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  • 通信速度

通信規格で理論上の最大通信速度が決まっているという紹介をしましたが、これはあくまで規格の話で機器によって最大通信速度は異なってきます。
利用用途に合った、最大通信速度の機器を選ぶ必要があります。
最近はマルチギガなんてのもよく聞きますので、そのあたりも考慮すると良いかもしれません。

最大接続台数

アクセスポイントによって最大接続台数が決まっています。
使用するシチュエーションによって求められる要件は異なってきますので、必要に応じて機器を選ぶ必要があります。
最大接続台数の他に推奨接続台数なんかも示されている場合があるので、そこも考慮して余裕を持った機器選定をすることをお勧めします。
また、接続が必要なデバイスが多い場合は、アクセスポイントを複数用意してアクセスを分散するという手もありますね。

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セキュリティ

法人向けアクセスポイントには、高度なセキュリティ機能が備わっていることが多いです。
「個人向けと法人向け」で紹介した認証に関してもそうですね。
導入される環境によって求められる機能は異なってきますので、環境と要件にあった機能を有す機器を選ぶ必要があります。
特に企業への導入をするにあたり、セキュリティは最も重要な項目の一つです。
慎重に選びましょう。

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管理・運用に関する機能

法人向けアクセスポイントには、便利な管理・運用に関する機能を有しているものがあります。
例えば、以下のようなものです。

  • クラスタ管理機能
  • クラウドコンソールでの管理機能
  • 電波干渉の調整・最適化機能
  • 利用状況の可視化機能

アクセスポイントの導入にはその後の運用がつきものですから、運用しやすいに限ります。

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メーカ

様々なメーカが法人用のアクセスポイントを販売しています。
メーカによってさまざまな特徴があるので、好きなメーカがあればそこから選ぶのも一つの手です。
また、企業内に設置されているネットワーク機器のメーカがそろっている場合は、ネットワーク機器間の連携が行えたりする場合もありますので、そんな機能を有効活用するのも良いですね。

 

最後に

今回はアクセスポイントについてご紹介しました!
アイクラフトでは、クラウドサーバ・ネットワークの新規構築・移行・監視・運用保守まで幅広く行っております。
ITインフラに関する調査や構築など、是非お気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人
宮田
アイクラフト株式会社
顧客サービス部 iSTAFF24Gr.

入社3年目の宮田です。
アイクラフトで駆け出しインフラ屋さんをやっています。
おおよそ月一のペースで、気になったインフラ系のあれこれをゆるーく紹介しています。


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