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クラウドPBX導入のメリット。スマホで会社電話番号の受発信もできる!

サービス紹介

2022.02.24

こんにちは。広報担当の中村です。
クラウドPBXというワードを聞いたことがあるでしょうか?
クラウドPBXは電話システムの1種で、様々な会社がクラウドPBXサービスを提供しています。
電話システムをクラウドPBXにすると、市外や海外に格安で電話をかけることができたり、異なる拠点の電話を内線化できたりするので通話料を大幅に下げることができます。
さらにスマホの内線化も可能!
先日、アイクラフト東京支店がスマホを内線化して、会社電話番号の受発信をスマホでできるようになりました。
「かなり快適に仕事できるようになったので、電話システムにお悩みの方がいたらぜひおすすめしたい」
とのことで、今回はクラウドPBXとスマホ内線化を含む活用方法をご紹介したいと思います。

PBXとは

会社に電話がかかってくると、複数の電話が鳴り、転送すると担当者に取り次ぐことができますよね?
これはPBXという電話交換機のおかげ。
PBXを使用した電話システムをビジネスフォンと呼びます。
このPBXというハードウェア、1台導入するのに結構費用がかかるのがネック。
しかも、1拠点に1つ設置する必要があるので、新しく支店や事務所を増やすときは新しくPBXを購入する必要があります。

そこで誕生したのがクラウドPBX!
PBXをクラウド上に設置し、インターネットを使ってPBXを利用する仕組みです。
クラウドPBXを使用するにはIP電話機というインターネットに接続できる電話機を使用します。
IP電話機には内線などの基本的な機能は備わっているので、使用感は従来の電話機と変わりません。

クラウドPBXのメリット

クラウドPBXの主なメリットには以下のようなものがあります。

  1. 導入費用が安い
  2. 異なる拠点の電話を内線化できる
  3. 市外や海外への通話料が安い

それでは、順番に詳しく見てみましょう。

1.導入費用が安い

先述のようにビジネスフォンは高額なハードウェアを購入しなければならなったため、導入時に大きなコストがかかっていました。
しかし、クラウドPBXは自社でPBXを購入する必要がないので、高額な導入費用は必要ありません。
その代わり、月々のPBX使用料(数千円/月程度)が発生します。

2.異なる拠点の電話を内線化できる

ビジネスフォンでは、同じ会社でも別の拠点への電話発信には通話料がかかっていました。
しかし、クラウドPBXはインターネット環境さえあれば、別拠点からでも利用できます。
つまり、東京本社から大阪支店への電話、日本支社から海外本社への電話でも内線扱いにできるので通話料は0円!
離れた拠点間の通話が多い法人様は大幅な通話料削減ができるでしょう。

3.市外や海外への通話料が安い

ビジネスフォンでは、市内よりも市外、市外よりも県外といったように、地理的に離れていればいるほど通話料が高くなります。
しかし、クラウドPBXでは日本全国通話料金は一律で、ビジネスフォンでの市内通話料と同程度の料金に設定しているサービスが多いです。
しかも海外との通話料も格安になる場合がほとんど!
市内以外への発信が多い場合は、かなり経済的メリットがあります。

デメリットはあるの?

クラウドPBXサービスを提供している会社は増えてきており、その中には緊急ダイヤル(110、119等)には発信できない、音声品質が安定しない、標準機能が少ないといったものもあります。
導入前にしっかり比較検討されることをおすすめします。
また、インターネットに繋げて使用するサービスなので、外部からの不正アクセスやウイルス攻撃のリスクは0ではありません。
セキュリティ対策はサービス提供会社が行うので、信頼できる会社を選んだ方がいいでしょう。

クラウドPBXにすればスマホも内線化できる!

クラウドPBXはインターネット環境さえあれば使用できるので、IP電話機の代わりにスマホを設定することもできます。
在宅勤務が増えているなか、このようなお悩みはないですか?

  • 在宅勤務中に外部へ電話をかけるときは自分のスマホを使用しているが、電話番号をお客様に知られてしまうのに抵抗がある
  • 在宅勤務者の私用携帯を使った外部発信の精算が面倒
  • リモートワークを導入しているのに電話番のために出社しないといけない

これらのお悩みはクラウドPBXでスマホを内線化し、スマホで会社電話番号の受発信ができれば全て解決!
ご参考までに東京支店で行ったスマホの内線化およびその効果についてご紹介したいと思います。

以前の東京支店の電話事情

東京支店は、ベトナム・ミャンマー・モンゴルへの進出支援やコンサルティングを行っているグループ会社、アイクラフトJPNの事務所を兼ねていることもあり、海外との電話やりとりがあります。
そこで、格安で海外に発信できるBrastelのクラウド型IPビジネス電話サービスを以前から利用していました。

Brastelのクラウド型IPビジネス電話サービス
https://www.basix.jp/basixlp/

このサービスは経済的で便利だったのですが、IP電話機を置くにはLANケーブルが必要で、無線LANしかない部屋の従業員はわざわざIP電話機がある場所まで行って電話の受発信を行わなければならないという問題がありました。
そこで、Androidスマホで会社電話番号の受発信を行う運用に切り替えることになったのです。

スマホで会社電話番号を受発信するには

スマホで会社電話番号を受発信するのは簡単で、クラウドソフトフォンアプリをスマホにインストールして設定するだけ!
これで、インストールしたアプリに固定電話宛の着信が通知され、アプリから発信すると相手先には会社電話番号が表示されるようになります。
受発信はアプリから行うので、プライベートの発着信履歴と混ざることもありません。

契約するクラウドPBXサービスやクラウドソフトフォンの種類にもよりますが、内線などの機能は基本的に備わっており、スマホでも固定電話と同じように使用できます!
さらに、ブラウザ上で通話履歴の確認ができ、履歴の整理も簡単。端末の追加や削除などの設定もブラウザ上で行えます。
端末はログイン/ログアウトできるので、退勤後に自分のスマホに会社宛の電話がかかってくることもありません。

電話システム運用切り替え後の効果

アイクラフト東京支店では、スマホを内線化したことで以下のような効果がありました。

  • 無線LANしかない場所でも会社の電話の発着信ができるようになり、業務効率化に繋がった
  • 在宅勤務中も出社時と変わらない電話応対ができ、ストレスが軽減された
  • レイアウト替えの際にLANケーブルを配線する手間とコストが省けた
    (しかも東京支店は秋葉原のすぐ近くにあるので、安価なAndroidスマホを手軽に入手できたとか!)
  • オフィスが無人のときの電話もとれるようになり、機会損失しないで済むようになった

ベトナムに拠点があるアイクラフトのグループ会社、アイクラフトJPNベトナムもスマホ端末で日本の電話との受発信を行っているのですが、音声品質も問題なく快適に使用できているみたいです!

まとめ

今回はクラウドPBXと東京支店のスマホで会社電話番号の受発信ができるようにした事例をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
ビジネスフォンでの通話料金を下げたい、リモートワークを導入しているけど電話の運用方法に課題があるといった法人様にはおすすめの解決策です。

しかし、クラウドPBXサービスもクラウドソフトフォンアプリも様々な種類があり、どれが自社にあったサービスなのか調査・検証するのはなかなか時間がかかります。
そんなときは、ぜひアイクラフトにお手伝いさせてください!
お客様の課題を丁寧にヒアリングし、ベストなサービスをご提案します。
その後の各種設定やマニュアル作成なども丸ごとお任せください。
ご相談は無料です!
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