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【Linux紹介】なぜ私はLinuxを使うのか

サービス紹介

2024.04.22

こんにちは、顧客サービス部iSTAFF24グループの宮田です。
本日は、サーバなどに利用されるOSであるLinuxについてご紹介いたします。

Linuxとは

Linuxとは、WindowsやAndroidと同じくOSの一種です。
PCからサーバまで多くの場面で使われています。
OSはオペレーティングシステムの略称で、CPUやメモリなどのハードウェアのリソースを管理するソフトウェアです。
アプリケーションなどとハードウェアの間をつなぐ役割があります。

そんなLinuxについて詳しく説明していきます。

 

Linuxの特徴

Linuxには普段我々が使用しているWindowsとは違った特徴がたくさんあります。

無料である

LinuxOSのコア部分であるLinuxカーネルは無料で利用することができます。
そもそもLinuxはオープンソースソフトウェアであり、だれでも自由に利用や再配布を行うことが可能です。
Windows系やMac系のOSはそれぞれMicrosoft社やApple社が所有しているので、利用料を支払って利用します。

しかし多くのLinuxOSは無料であるため、経費削減にもつながります。

コストカット

たくさんの種類がある

Linuxには多くの種類(ディストリビューション)が存在してます。
先ほど紹介した通りLinuxOSのコア部分であるLinuxカーネルが無料であるため、誰でも自由に利用、再配布できます。
そのことから、様々な企業がLinuxカーネルを利用した独自のディストリビューションを再配布しています。
配布されたディストリビューションは、サーバ向きのOSや開発に向いたものなど様々用意されています。

後ほどよく使われるディストリビューションに関していくつか紹介します。

ディストリビューション

コマンドライン操作

最近のLinuxは優秀なGUIを備えたものも多く存在していますが、メインとなるのはCLI操作です。
GUIとは”Graphical User Interface”の略称で、マウス等を用いて視覚的にコンピュータを操作できます。
比べてCLIは”Command Line Interface”の略称で、テキストデータのみで表示されており、コマンドの入力などで操作を行います。
GUIのように直感的な操作はできないですが、コマンド操作を組み合わせてスクリプト化し、処理の自動化を行うことが出来るという利点があります。

コマンドライン

低いスペックでも動作する

LinuxはWindowsなどのOSに比べて低いスペックのマシンで動作させることができます。
先ほどあったように、LinuxはCLIでの操作が多いためWindowsなどに加えてシンプルです。
それにより、マシンに高い負荷をかけずに動作させることができます。

 

様々なLinuxディストリビューション

Linuxには独自のディストリビューションがたくさん存在しています。
その中でもよく聞くものをいくつか紹介します。

RedHat

主に法人向けにリリースされているLinuxディストリビューションです。
企業のサーバOSとして多く利用されており、日本の誇るスーパーコンピュータである「富岳」でもこのOSが用いられております。
Linuxディストリビューションは無料のものが多いと紹介しましたが、こちらはサブスクリプション形式の有償として提供されています。

redhat

AlmaLinux

RedHatのクローン的立ち位置のLinuxディストリビューションです。
最近完全互換の立ち位置ではなくなってしまいましたが、それまではRedHatの完全クローンとして利用されていました。
とはいえど、RedHatのほぼクローンOSを無料で利用できるため、多くの利用者がいる人気のOSです。
私もよく利用しています。

almalinux

Debian

世界中の有志によって開発されているLinuxディストリビューションです。
Linuxの中でもデスクトップに向いているOSの一つで汎用的です。
それもあり、次に紹介するUbuntuの派生元でもあります。

debiam

Ubuntu

Debianから派生したLinuxディストリビューションです。
デスクトップとしての利用に特化されており、開発等に適していると言われています。
初心者にも扱いやすいOSと言われており、利用者も多いです。

ubuntu

 

なぜLinuxを使うのか

題名にもあった通り、私はサーバ構成を選択できる場合Linux系のOSを選ぶことが多いです。
理由はいくつかあるのですが、やはり低スペックでも動作するという点が大きいです。
低スペックで動作するという事は、自分がリソースを使いたい場所に大きくリソースを割けるという事なので、大変重宝しています。

また紹介したように、Linuxは自動化に向いたOSです。
バックアップを自動化するなどして運用を効率化することもできます。

加えて、Linuxではパッケージ管理ソフトが備わっているため、利用したいソフトを容易にインストール、構築することができます。
このあたりもLinuxを使う大きな利点の一つですね。

 

最後に

今回はLinuxについてご紹介しました!
アイクラフトでは、クラウドサーバ・ネットワークの新規構築・移行・監視・運用保守まで幅広く行っております。
ITインフラに関する調査や構築など、是非お気軽にご相談ください。

 

この記事を書いた人
宮田
アイクラフト株式会社
顧客サービス部 iSTAFF24Gr.

入社3年目の宮田です。
アイクラフトで駆け出しインフラ屋さんをやっています。
おおよそ月一のペースで、気になったインフラ系のあれこれをゆるーく紹介しています。

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