【図解】VDIとは?メリット・デメリットをわかりやすく解説
サービス紹介
2024.03.07
皆さんこんにちは!
顧客サービスの中木村です。
今回は、VDI(仮想デスクトップインフラストラクチャ)について解説します。
弊社内でもVDIの導入を行っており、弊社の顧客でも自治体や設備工事系の会社様などで導入されています。
目次
VDIとは?
VDI(Virtual Desktop Infrastructure)は、物理的なデスクトップ環境を仮想化することで、従来のデスクトップ環境の制約を克服するソリューションです。
実際の利用イメージは下図のようになります。
仮想マシンは全てVDIサーバー上で処理するため、リモートアクセスするPCは映像通信ができるスペックがあればOKです。
VDIのメリット・デメリット
アイクラフトでも、現在VDIを利用しながら業務を進めています。
ここからは、実際に使ってみて分かったVDIのメリット・デメリットについて解説していきます。
VDIのメリット
- 柔軟性と拡張性
デスクトップ環境を個々のニーズに合わせてスペックをカスタマイズ可能。
後からのスペックアップ・ダウンにも対応が可能です。 - 耐久性
一般的にサーバーは長くて7年以上使用でき、RAIDを採用することでHDDに障害が起きてもデータの紛失を防ぐことができます。 - 効率的なリソース管理
仮想化により、ハードウェアリソースが最適に割り当てられ、ハードウェアの稼働率が効率的になります。 - 簡単な障害対策
VDIサーバーから仮想デスクトップの管理が行えるため、バックアップなども自動で設定が可能です。 - コスト削減
入社や異動の対応でVDIサーバーに仮想マシンを構築することで新たなデスクトップPCなどは準備が不要になります。 - クライアントPC
クライアントPC側では映像通信のみスペックがあればOKです。
負荷のかかる処理もすべてサーバーが行います。
これらのメリットにより、VDIは企業にとって効率的なデスクトップ環境の提供手段となっています。
VDIのデメリット
- サイジング
サーバーのスペック選定が難しい。 - 費用
VDIサーバーにはスペックが必要なため、高額になる。 - リソース管理
定期的なサーバーのリソース監視、バックアップ可否の確認が必要。 - サーバーの設置環境
冷房の効いた適切な室温での管理が必須。
最後に
以上がVDIの基礎的な概念・メリット、デメリットでした。
アイクラフト内でも、現在はVDIサーバーを活用することでかなり効率的な業務が実現できるようになりました。
次回は、弊社内でVDIサーバーを構築することになった経緯についてご紹介したいと思います。
お楽しみに!
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