【使い方解説】クイックアシストでリモートサポートを簡単に実現しよう
サービス紹介
2023.11.29
こんにちは。iSTAFF第一Gr.所属の大塚です。
皆さんはWindowsPC同士で簡単に遠隔操作を行える「クイックアシスト」をご存知でしょうか?
遠隔操作で有名なソフトは「TeamViewer」や「Google Chrome リモートデスクトップ」などでしょうか。これらのサービスとはまた違った機能が多くありますのでご紹介いたします。
目次
クイックアシストとは
Windowsのユーザーにとって、クイックアシストは非常に役立つツールの1つです。
クイックアシストは、Windows10以降で提供されている機能で、主にスクリーン共有やリモートサポートのために設計されたソフトです。
クイックアシストの使い方
クイックアシストを使ってPCを遠隔操作する方法をご紹介していきます。
(使用端末:Windows10)
- Windowsマークの横にある検索マークをクリックし、「クイックアシスト」と検索します。
「クイックアシスト」を起動すると下記のような画面が表示されます。 - 操作する側:「ユーザーをサポートする」を選択しコードを発行します。(Microsoftアカウントが必要になります。)
- 操作を受ける側:操作する側から受け取ったコードを入力します。
- 接続画面が表示された後、デスクトップの画面が表示されたら接続完了です。
- このままでは遠隔で操作ができないので、「制御を要求」をクリックし、権限を取得しましょう。
あとは、遠隔で操作できるようになれば完了です。
操作をする側
操作を受ける側
- 終了時は「参加の終了」をクリックしてください。
クイックアシストの活用方法
クイックアシストは遠隔で操作できるだけでなく、様々な機能が存在します。
その中で私が便利だと思った機能をご紹介します。
- 再起動と再接続
支援を受ける側のパソコンを強制的に再起動します。
遠隔で作業しているときに、再接続したい時ありますよね。
この機能を使えば、支援を受ける側のPCの調子が悪い時に、このボタン一つで再起動と再接続を行うことができます。 - タスクマネージャー
支援を受ける側のパソコンにタスクマネージャーをボタン1つで表示できます。
接続先のスペックや、リソース状況を確認確認する際に、地味に便利な機能です。 - 一時停止
画面の共有を一時停止します。
見られたくない画面などは、ボタン一つで共有を一時停止することができます。
遠隔作業中に一時的に画面共有を止めることができると便利ですね。 - スクリーンショットの共有
スクリーンショットをクイックアシストを通じて直接共有できます。
これは、スクリーンショットを保存して添付ファイルを送る手間を省くことができます。
クイックアシストのメリット・デメリット
クイックアシストのメリット・デメリットをご紹介します。
メリット
- 使いやすい
Windowsのデフォルトの機能になるので、改めてソフトをインストールする必要はありません。
そのため、遠隔を行う側も受ける側も非常にハードルが低く、PC操作が苦手な人でも簡単に使用することができると思います。 - 機能が充実
Windows純正のソフトであることから、ボタン一つで再接続する機能や、タスクマネージャーを起動する機能など地味に便利な機能が充実しています。
デメリット
- セキュリティの注意
クイックアシストに限った話ではありませんが、遠隔ソフトを使用する際は、セキュリティに気を付ける必要があります。
他の人があなたのPC画面を見ることになるため、機密情報など見られてはいけない情報などの管理には慎重になるべきですね。 - インターネット接続
クイックアシストを使用するためには、インターネット接続が必要です。
インターネットが遅い環境ではスムーズな共有が難しいことがあります。
遠隔を行う側、受ける側で環境をしっかり整えなければなりません。
まとめ
クイックアシストはWindows純正のツールで、スクリーン共有やリモートサポートに役立ちます。
使いやすさと便利な機能がありますが、遠隔操作を行うためセキュリティには注意が必要です。
リモートワークなどで遠隔操作が必要になった際に「クイックアシスト」を活用してみてはいかがでしょうか。
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