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ITのアウトソーシングって?3つのメリットや導入手順・具体例を解説!

お役立ち情報

2022.08.31

「IT運用・管理をするための人的・物的リソースを十分に割けない」

「専門知識を持った人材の退職でIT運用を任せる人材がいない」

上記のようなお悩みはございませんか?

ITシステムの運用・保守は重要な業務ですが、時間や人員が足りなかったり、専門知識をもった人材が少なかったりなどの問題を抱えている企業も多いです。

本記事では、IT業務のアウトソーシングとは何か、アウトソーシングの3つの魅力について紹介していきます。

加えて、アウトソーシング導入の手順や具体例・注意点も解説します。

IT運用・管理のアウトソーシング導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

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ITのアウトソーシングとは?

ITのアウトソーシングとは

ITのアウトソーシングとは、企業内のIT運用の業務を外部企業に委託することです。

大容量データ通信やクラウドデータの活用、企業内のセキュリティシステムの保守業務など、IT運用にまつわる業務はデータが大容量化・複雑化しつつあります。

IT運用の業務を担当できる人材が少ない企業では、一部のIT業務を外部委託することで業務を効率化させ、企業の予算を主力事業に集中できると注目されているのです。

ITのアウトソーシングの様々な例を紹介

ITのアウトソーシングには、主に以下の2種類が挙げられます。

  • フルアウトソーシング
  • 運用のアウトソーシング

更に運用のアウトソーシングから4つの例を紹介します。

  • ソフトウェア
  • サーバー運用保守
  • ヘルプデスク
  • フィールドサービス

また、インフラ、設備のアウトソーシングとして以下の3種類があります。

  • ホスティング
  • ハウジング
  • クラウド

それぞれ詳細は以下の通りです。

■主なITのアウトソーシング

種類 特徴 向いている企業
フルアウトソーシング IT業務を全般的に外部委託
(企画・開発・運用)
IT業務を全て任せてしまいたいと考えている企業向け
運用のアウトソーシング IT関連業務の運用の部分をアウトソースする 社内にIT関連業務の運用リソースが足りない企業向け

 

■運用のアウトソーシング4つの例

ソフトウェアの運用保守 日々のソフトウェア監視業務やシステムトラブルの対応 ソフトウェアの運用保守のリソースが足りない企業
サーバー運用保守 サーバーが安定かつ継続して稼働しつづけられるよう管理する 休日・夜間の対応や急なトラブルに備えておきたい企業
ヘルプデスク 社内のIT利用者からのお問い合わせやトラブル発生時の対応 お客様対応やトラブル対応を外注して、IT運用の業務にリソースを割きたい企業
フィールドサービス 実際に現地にスタッフが出向き、システムなどのトラブルの対応を行う 社内にITに強いスタッフが不在で突然のトラブルに対応できるよう備えておきたい企業

 

■インフラ、設備のアウトソーシング

ホスティング 外部サーバーやストレージをレンタルし活用する 自社でサーバーを設置するのが難しい企業
ハウジング データセンターのような場所を借りて、自社のサーバを設置する 自社のサーバーを安全な場所で管理したい企業
クラウド クラウドベンダーが提供するシステム、サーバやストレージを利用する ホスティングより柔軟に活用したい企業

 

このように、ITのアウトソーシングとはいっても、いくつもの種類があることがわかります。

自社がIT業務で問題視するポイントを明確にした上で、導入すべきITアウトソーシングはどのタイプか検討してみましょう。

IT業務をアウトソーシングする3つのメリット

ITのアウトソーシングの3つの魅力

なぜIT業務のアウトソーシングを導入する企業が増えているのでしょうか?

具体的には、以下の3点がIT業務をアウトソーシングするメリットだと考えられています。

  • 企業が他の重要な業務にリソースを割ける
  • IT運用を効率化してコスト削減につなげる
  • システム障害やトラブルのリスクを減らせる

ITの業務をアウトソーシングする魅力について再確認して、自社でアウトソーシングを導入すべきかどうかを判断しましょう。

企業が他の重要な業務にリソースを割ける

IT運用をアウトソーシングで外部委託すると、それまでIT運用に時間的・人的リソースを割いていた部分を、他の重要度が高い業務に回せるというメリットがあります。

また、IT運用・保守の業務の多くはセキュリティ監視や顧客対応など、業務内容が固定化している場合も多いでしょう。

そのような業務をアウトソーシングして効率化することで、より革新性の高い業務に集中できるのも大きな魅力です。

IT業務を効率化してコスト削減につながる

IT業務のルーティーン化された内容をアウトソーシングすると、そこにかけていた時間や労力のコストカットができます。

また、自社社員をより生産性の高い業務に従事させられるようになることで、企業にとっての利益も大きくなる可能性もあるでしょう。

IT事業のコストカットと利益率アップを目指すなら、IT業務をアウトソーシングすることも、選択肢に入れておきましょう。

システム障害やトラブルのリスクを減らせる

IT業務をアウトソーシングすることで、セキュリティの問題やシステム障害の心配を払拭できる可能性が高いです。

ITのアウトソーシングを請け負う企業は、多くの企業から外注を受けており、システム運用の実績や経験が豊富なことも。

ITシステムに不慣れな自社で運用を続けるよりも、経験や実績が豊富な外部企業に委託する方が、トラブル発生のリスクをおさえられる可能性が高まります。

ITのアウトソーシングを行うデメリットは?

ITのアウトソーシングを行う上でデメリットも多少存在します。

  • アウトソーシングするための費用が必要(コストがかかる)
  • 自社にノウハウが残らない

上記の2点のデメリットを確認していきましょう。

アウトソーシングするための費用が必要(コストがかかる)

当然ながら、ITのアウトソーシングを行う際は、費用がかかります。

費用帯効果があるのかどうか、適切な金額でサービスを提供してくれるのかどうかは慎重に確認しましょう。

自社にノウハウが残らない

ITに限らずですが、アウトソーシングを行うと、自社にノウハウが蓄積しないというデメリットが発生します。

対応してくれる企業にもよりますが、もし可能であれば、作業負荷があまりかからない程度にしつつ担当者を自社から1名以上選出しておくと安心でしょう。

もしくは、対応内容について、しっかりと記録に残すことも重要です。

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IT業務をアウトソーシングするまでの具体的な手順

ITのアウトソーシングの具体的な手順

IT業務をアウトソーシングすることを決めたら、以下の3つの手順で導入までの手続きを進めていきましょう。

  • アウトソーシングするべきIT業務を洗い出す
  • 具体的に発注範囲を定める
  • システムを導入・見直しを行う

ITのアウトソーシングを行う目的を定めて、運用後のプランまで事前に検討しておくことが大切です。

それぞれのプロセスを理解し、実際にIT業務をアウトソースするまでの流れを確認しましょう。

アウトソーシングするべきIT業務を洗い出す

IT業務をアウトソーシングで外部委託する前に、企業の問題点やアウトソーシング導入の目的を明確にし、IT業務を洗い出す必要があります。

現状の問題認識と明確な目的、依頼するべき業務がハッキリしていないと、導入後の効果を正確に測定できません。

その結果、アウトソーシングを導入して損をしてしまうことも。

企業のIT業務を見直した結果、社内でも十分に対処できる範囲なら、アウトソーシングを導入する必要性は低いでしょう。

ただし、アウトソーシングがシステム上の問題解決や業務の効率化に確実に結びつくようなら、IT業務のアウトソーシングの活用を検討してみるのがおすすめです。

具体的に発注範囲を定める

IT業務の洗い出しができたら、具体的にどの範囲を発注するべきか定めていきましょう。

IT業務を委託するにあたって必要になる情報や工程・必要な予算について、ゴールから逆算して計画することが大事です。

どのようなプロセスを経て、ゴールを達成するのか考え、アウトソーシングにかかる費用も事前に確認し、費用対効果を考えることも大切です。

アウトソーシングできるカテゴリーは様々なので、社内に不足しているのが業務的なリソースなのか、専門的な技術なのかハッキリさせましょう。

システムを導入・見直しを行う

IT業務をアウトソーシングしたら、定期的にアウトソーシングの効果について検証する必要があります。

企業が目標とする改善点がみられたら、アウトソーシングは成功しているということです。

しかし、改善点がみられない場合は、アウトソーシングのプランにも変更を加える必要があるというサインだといえます。

ITのアウトソーシングのシステム導入後は、定期的に見直しを行い適切なプランに変更していくことで、企業にとって利益になるIT運営を実現しましょう。

【関連記事】情シス業務を効率化するためには?5つの課題と解決策、おすすめのサービスを紹介

ITのアウトソーシングを実施した企業事例

ITのアウトソーシングの事例

IT運用のアウトソーシングを行っている企業は数多くあります。

今回は、アイクラフト株式会社のITシステムのアウトソーシングである「iSTAFF」を導入して、成功した企業の事例を紹介します。

実際にIT運用・保守のアウトソーシングサービスを活用して成功している事例を知って、自社でのIT業務が抱える問題点の解決に活かせるのかを考えてみましょう。

「iSTAFF」の詳細はこちら

ITシステムの問題をすぐに駆けつけて解決−兵庫盲導犬協会

兵庫盲導犬協会は、視覚に障がいを持つ方と盲導犬をマッチングさせて、日常生活を支援することを目的に設立された組織です。

盲導犬の育成やPR活動まで幅広く業務をこなしていく中で、手が回らないIT運用の全般業務をアウトソーシングできるiSTAFFのサービスを活用しています。

通信環境やシステムを刷新する際にiSTAFFのスタッフを呼ぶことで、いつでもどこでも対処してくれるので安心感が大きいといえます。

ITシステムの運用をアウトソーシングするなら、非常に頼りになるサービスだという評価をされています。

【関連記事】兵庫県盲導犬協会:アイクラフト事例

ITのアウトソーシングを考える上での注意点

ITのアウトソーシングの注意点

ITのアウトソーシングを考える際には、具体的な注意点についても知っておく必要があります。

  • 本当に業務効率化・コスト削減につながるか?
  • 運用時のセキュリティ面の不安はないか?
  • トラブル発生時の責任の所在は明確か?

これらの注意点について知って、ITのアウトソーシングをする際の参考にしてみてください。

本当に業務効率化・コスト削減につながるか

ITのアウトソーシング導入を考える際は、本当に企業内のIT業務に関わる業務を効率化できるか、コスト削減につながるかを考えましょう。

IT業務をアウトソーシングする理由は、日常業務を少しでも効率化して、その他の業務にリソースを割ける状態にすることです。

しかし、効率化できる業務範囲とその効果についてリサーチしていないと、アウトソーシングを導入しても業務効率化にうまくつながらないリスクも考えられるでしょう。

また、コスト面を加味して、コスパがいい業者選びをするのが基本です。

費用対効果が高く、アウトソーシングした方が企業の生産性が上がるような選択肢が理想です。

運用時のセキュリティ面の不安はないか

ITのアウトソーシングをする際は、セキュリティ面で心配のない企業のサービスを選ぶべきでしょう。

IT保守の業務に従事するなら、企業が保有する顧客情報や売上情報など、機密情報を取り扱うことも考えられます。

企業のIT業務を外部委託をするからには、各種の対策が万全で、セキュリティ面の不安が最低限の企業のサービスを活用しましょう。

トラブル発生時の責任の所在は明確か

ITのアウトソーシングを外注する際の注意点は、業務の責任の所在を明確にしておくことです。

外注先の企業と結ぶ協定や取り決めによって、トラブルやクレーム発生時の責任の所在は変わります。

もしもの際のトラブルを複雑にしないためにも、業務上の責任の所在を明確にしておきましょう。

まとめ

この記事では、ITのアウトソーシングの概要や種類、メリットについて解説しました。

ITのアウトソーシングは、IT運用・保守業務の外部委託です。

業務効率化とリスク分散の観点で、ITのアウトソーシングはおすすめだといえます。

ただし、アウトソーシング実行までのプロセスにおいては、アウトソーシングをする目的を明確にしましょう。

そして、必要な情報や工数・費用感をおさえることが大切です。

また、IT運営のアウトソーシングを外注するなら、前提としてセキュリティ対策が万全な企業を選ぶのがおすすめです。

IT運用・保守のアウトソーシングサービスは、アイクラフト株式会社が提供する「iSTAFF」と「iSTAFF24」で、IT運用・保守にまつわる業務を委託できます。

「iSTAFF」は20年以上お客様向けにIT運用・保守サービスを提供し続けており、継続率が90%を超えているので、安心してIT業務を任せられます。

また、24時間サーバーを有人で運用・保守する「iSTAFF24」は、遠隔地からのサーバー保守を任せられるサーバー運用で非常に心強いサービス。

自社のIT運営・保守の業務を代行してくれるアウトソーシングサービスを活用して、企業の業務生産性アップを目指しましょう。

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