ブログ

ひとり情シスとは?3つの背景や問題点、おすすめの解決方法を解説

お役立ち情報

2022.08.31

「ひとり情シスってなんだろう」

「ひとり情シスが問題になる背景と理由は?」

と考えている方も多いのではないでしょうか?

企業の情報システム部門を自社で運用・保守していくためには、情報セキュリティの分野に精通した人材が必要となります。

しかし、社会的なIT人材の不足や担当者の離職によって、「情報システム部門の運用・保守に関わる人材を確保することが難しい」と頭を悩ます企業も多いのが現状です。

そこで発生してしまうのが「ひとり情シス」の問題です。

本記事では、「ひとり情シスとは何か」という定義から、問題点や背景について解説。

加えて、問題を解決するための方法についても紹介します。

ひとり情シスの現状や問題点を解決する方法や、企業が直面するリスクであるひとり情シスの問題を解消したい方は、参考にしてください。

ひとり情シスってどんな意味?

ひとり情シスとは?

この章では、ひとり情シスの定義と特徴について解説します。

社内の情報システム部門の運用や、セキュリティのあり方の見直しを迫られている担当者で、「ひとり情シス」の意味や現状について知りたい方は、参考にしてください。

社内システムを少人数で運用・管理する

「ひとり情シス」は、1人から3人未満の極めて少ない人数で、社内システム部門の運用や保守の業務を担当している状況を指します。

「極端に少人数でシステム部門の運用と保守を余儀なくされている」という状況を問題視する場合によく使われる言葉です。

日常業務に多少なりとも情報システムを導入している企業では、「ひとり情シス」の問題を抱えているケースが多いといわれています

社員が少なく、ITに詳しい人がいない場合にひとり情シスになりやすい

ひとり情シスの状況が問題になっているのは、社員数が少なく、ITの人材やノウハウが不足している場合に該当することが多いです。

社員数が少ない企業は人材リソースが少ないのでIT関連に詳しい人がいないケースがあります。

比較的大規模な企業でも、IT人材が不足していれば問題になることもあります。

ですので、社内の情報セキュリティ部門を運用・保守できる人材の希少性は、今後も高まっていくことが予想されます。詳しい背景については、以下の章でみていきましょう。

ひとり情シスが増加している3つの背景

ひとり情シスの背景

ひとり情シスが問題とみなされるようになったのには、以下のような背景があります。

  • IT人材が業界全体で不足している現状
  • 技術者が離職してしまい担当者が不在
  • 中小企業を中心にデジタル化への移行が急務に

ひとり情シスが増加している背景と原因を知って、現状の問題を把握しておきましょう。

IT人材が業界全体で不足している現状

前提として、IT人材が業界全体で不足している現状があります。

経済産業省が発表している『IT人材育成の状況等について』によれば、2022年の段階で約35万人不足しているIT人材は、2030年の段階で約59万人に拡大する見込みです。

とくに情報セキュリティ部門では、システムの運用・保守業務に従事するIT人材は、2020年の段階で19.3万人が不足しているというデータもあります。

IT人材のボリューム層は30代前半なので、少子高齢化のあおりを受けて、IT人材の需要不足の状況は今後も加速していくと考えられているのです。

情報システムやセキュリティに精通しているIT人材が不足しつつある中、「ひとり情シス」の問題は、今後も取り上げられ続けるテーマになるでしょう。

技術者が離職してしまい担当者が不在

企業に在籍していた情報システム・セキュリティ部門の運用・保守業務の担当者が辞職してしまい、ひとり情シスのような状況になってしまう場合も多いです。

ひとり情シス・ワーキンググループが発表する『ひとり情シス実態調査』によれば、ひとり情シスの約2割は、業務経験が3年未満の「ジュニアひとり情シス」だそうです。

ちなみに、ジュニアひとり情シスの73.4%の従業員は、自分自身のスキル不足を認識しているというデータも出ています。

IT人材の不足によって、情報システム部門の運用や保守業務を少人数の駆け出しの技術者に依存している状況がみてとれるでしょう。

中小企業を中心にデジタル化への移行が急務に

社員数や情報システム部門の運用・保守に予算をあまり割けない中小企業にとって、日常業務のデジタル化やIT人材の確保は深刻な問題です。

社会的にデジタルトランスフォーメーションが進む中で、規模が小さい中小企業は、少ない予算内で、何とかデジタル化に適用するために対策をとる必要があります。

情シス業務の効率化を目指している場合は以下の記事を参考にしてください。

【関連記事】情シス業務を効率化するためには?5つの課題と解決策、おすすめのサービスを紹介

ひとり情シスの3つの問題点とは?

1人情シスの問題点とは

ひとり情シスには、主に以下の3つの問題があります。

  • システムを管理する企業担当者の負担が重い
  • いざというときの対応が遅れる
  • セキュリティ対策まで手が回らない

自社の情報システム部門の運用・保守業務で「ひとり情シス」の問題を抱えている方は、どのような問題点があるのか、具体的に確認していきましょう。

システムを管理する企業担当者の負担が重い

情報システム部門を管理する立場の従業員が「ひとり情シス」状態だと、当然ですが、情報システム部門の運用・保守業務を担当する従業員の負担が重くなってしまいます。

他の業務と兼務で情報システム部門の運用・保守を担当している従業員の負担は重いです。その結果、優先度の高い業務でも失敗してしまうリスクも増えてしまうでしょう。

いざというときの対応が遅れる

ひとり情シスの状態が常態化してしまうと、本当に必要なタイミングでトラブル対応が間に合わなかったり、対応が遅れてしまったりする場合も考えられるでしょう。

1人で複数の業務や企業内のシステム部門の運用・保守の業務を抱えていたら、トラブル発見までに時間がかかり、いざという時の対応が遅れてしまうケースもあるのです。

セキュリティ対策まで手が回らない

ひとり情シスは少人数で、労働力が常に不足しているような状態です。そのため、企業内のシステム運用の要である、セキュリティ運用にまで手が回らないことも考えられます。

また、情報システムにおけるトラブル対応には、部署間の協力も必要不可欠です。しかし、ITに理解がない企業では、トラブル解決のための協力を得るのが難しいでしょう。

その結果、トラブル対応が遅れてしまうリスクも考えられるのです。

ひとり情シスの問題を解決する方法

1人情シスの解決方法

ひとり情シスの問題を解決する方法は、以下の2点にまとめられます。

  • 自社で情シスの担当者を雇用・教育する
  • 信頼と実績のある企業に外部委託する

ひとり情シスの問題を解決するための方法を知って、自社が抱えているひとり情シスのリスクをなくすための対策を講じていきましょう。

自社で情シスの担当者を雇用・教育する

ひとり情シスの問題を解消するための最も一般的な方法は、自社で情シスの担当者を雇用する、もしくは担当者を育成することです。

ただし、社会全体で情報システムの運用・保守の業務を担当できる人材は少なくなっているので、スキルのある人材を確保するのは難しいでしょう。

また、社内で人材育成する場合も、教育する金銭的・時間的なコストがかかります。

信頼と実績のある企業に外部委託する

このように、自社内でひとり情シスの問題を解決するのは難しいことです。しかし、ひとり情シス外注実績のある企業に依頼すれば、ひとり情シスの問題を解決できます。

多数の企業の情報システムの運用・保守を担当している企業に外注すれば、問題になる点について即座に把握して、即座に対応してくれる可能性が高いです。

ひとり情シスの問題を解決する手段の一つとして、情報システムの運用・保守を信頼できる他社に外注する方法も覚えておきましょう。

【関連記事】ITのアウトソーシングって?3つの魅力や導入手順・具体例を解説

iSTAFFに情シス業務を委託すべき3つの理由

1人情シスを委託するべき理由

ひとり情シスの問題を解決する外部のサービスとして、「iSTAFF」と「iSTAFF24」の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

これらのサービスのおすすめのポイントは以下の3点です。

  • 情シスにまつわる全ての業務をカバー
  • トラブルがあっても電話一本で迅速にサポート
  • 24時間365日体制の有人体制で監視

自社のひとり情シスの問題を解消して、情報システムを有効に使いながら、会社全体の生産性の向上を目指していきましょう。

情シスにまつわるすべての業務をカバー

iSTAFFの特徴は、企業が直面する情報システム部門だけでなく、PCやソフトウェア周辺機器にまつわる各種トラブルをトータルサポートできる点です。

導入実績は100社を超え、継続利用率も90%を超える実績が豊富で、信頼のおけるサービスだといえます。

ITシステムのサービスマネジメントにおける成功例に準拠した、ITIL基準の高品質なIT運用・保守サービスに安心して情報セキュリティを任せるなら、おすすめのサービスです。

トラブルがあっても電話一本で迅速にサポート

iSTAFFの特徴は、トラブル対応のスピーディーさにもあります。

突然のシステム障害やIT関連で不明点・疑問点があっても、電話一本ですぐに対応可能です。

トラブルがあった際に連絡先がわからなかったり、対応が遅くなったりすると、取引先や顧客に迷惑をかけてしまうことにもなりかねません。

トラブル対応のお問い合わせ先が明確で、すぐに対応してくれるのは、非常に安心感が大きいといえるでしょう。

24時間365日体制の有人体制で監視

ECなどインターネット上でビジネスを展開している企業では、深夜帯にサーバーが止まってしまうと大きな損失を生むことになります。

その管理を少人数で行っている場合(ひとり情シス)では、担当の方に大きな負担がかかることが予想されます。

そういった場合に、iSTAFF24のサービスを導入すると、担当の方が休みの日や、深夜帯も安心して過ごすことができますし、サーバーを24時間管理しているため、トラブルが発生した際も迅速に対応することが可能です。

また、独自のシステムでトラブルの原因を検知して対策を講じることで、未然に障害を防げるのが重要ですね。

「iSTAFF」「iSATFF24」のお問い合わせはこちら

 

ひとり情シスの背景と問題点を知って、それを解消するための手段を検討しよう!

この記事では、ひとり情シスの定義や背景、問題点、解決するための方法に加え、おすすめの情報システム部門の運用・保守の外注サービス「iSTAFF」「iSATFF24」を紹介しました。

ひとり情シスは、企業で働く従業員の負担を増やし、システムトラブルの対応を遅らせてしまう原因になります。

しかし、IT人材が少なくなりつつある日本では、情報システムの運用・保守業務をきちんと行える人材を雇用し、新たに人材育成をして問題を解決するのは難しいです。

ひとり情シスの問題を改善したいと考えるなら、iSTAFFやISTAFF24などのサービスを活用して、情報システムの運用・保守業務を外注する選択肢がおすすめです。

情報システム部門の運用・保守業務を、24時間365日体制でトータルサポートしてくれます。

自社における情報セキュリティ部門の運用・保守の問題点を解決する手段を検討して、企業の生産性を向上させていきましょう。

「iSTAFF」「iSATFF24」のお問い合わせはこちら

お役立ち情報の関連記事