ITインフラとは?構築・整備に必要なものや注意点を解説!
お役立ち情報
2022.09.30
”ITインフラ”という言葉をよく耳にしますが、明確に理解している方は少ないのではないでしょうか?
端的に説明すると、ITインフラとは”IT環境の基盤”の事を指します。
ITインフラが整った状態でないと、IT環境がうまく機能しなくなったり、セキュリティに問題が生じたりしてしまい、会社にとって不利益を被ることもあります。
そこで、本記事では、ITインフラについて理解を深めつつ、ITインフラの構築に必要なものや、注意点について解説していきます。
- ITインフラについて理解できる
- ITインフラの構築に必要なものが分かる
- ITインフラを整える際の注意点が分かる
最後に、ITインフラを構築、管理するにあたっておすすめのサービスを紹介致します。
ぜひ最後までご覧ください。
目次
ITインフラとはIT環境の基盤のこと
ITインフラとは、冒頭でも説明した通り、IT環境の基盤の事を指します。
また、正式には「ITインフラストラクチャ」といいます。
以下、Wikipediaより引用しておりますので参考にしてください。
ITインフラストラクチャは、ITサービスの基盤となる、一連の情報技術(IT)の構成要素として広く定義される。通常は物理的構成要素(コンピューターとネットワークハードウェアと設備)のことを指すが、さまざまなソフトウェアとネットワークの構成要素を指すこともある。
引用:Wikipediaより
つまり、ITインフラはIT環境の土台の部分にあたります。
次の章から更に深堀りしていきましょう。
ITインフラを構成する2つの要素
ITインフラを構成している「ハードウェア」と「ソフトウェア」2つの要素について解説していきます。
ITシステムを正常に動かすためには両方を理解している必要がありますので、しっかり確認しておきましょう。
ハードウェア
ハードウェアとは、一般的には目に見えるもの、触れるもの、物体の事を指します。
定義としては、「処理」「記憶」「入力」「出力」の機能を持つ回路や機器の事であり、ITインフラでは「PC本体」「サーバ」「ネットワーク」「ストレージ」が該当します。
また、IT環境下で使用する機器、「プリンター」や「電源装置」「カメラ」なども含まれます。
ソフトウェア
ソフトウェアはハードウェアと対比される用語にあたり、実際に触ることが出来ないものを指し、OS(Operating System)やアプリケーションソフトウェアなどが該当します。
また、ミドルウェアにあたる、WEBサーバやアプリケーションサーバなどもソフトウェアに含まれます。
ITインフラを構築、整備する際に必要なもの
ITインフラとそれを構成する要素として、ハードウェアとソフトウェアについて解説しました。
いざITインフラを構築、整備するにあたり、様々な機器(ハード)やシステム(ソフト)を導入する必要があります。
また、ただ導入するだけではなく、それぞれの特徴を理解し、効率よく活用できるように環境整備にも力を入れる必要があります。
ハードウェアとソフトウェアに分類し、それぞれ構築、整備に必要なツールについて解説していきます。
ITインフラの構築、整備に必要な機器(ハード)
ITインフラを構築、整備する際に必要になる機器(ハード)について解説します。
- PC(パソコン)
- サーバ
- ネットワーク関連
PC(パソコン)
パソコンは個人が汎用目的で使用するマイクロプロセッサを備えたコンピュータのことを指します。
ITインフラを整備する際は安全性(セキュリティ)や作業効率を高める工夫が必要です。
安全面を高めるためには個人使用にするのが前提となりますが、予算や業務スペースの都合で難しいケースもあるかと思います。
そういった場合のセキュリティ対策も重要なポイントとなります。
- 各部署に何台ずつ配置するか?
- 個人使用にするか?複数人で使用するか?
- どの程度のスペックが必要か?
サーバ
サーバはパソコンなどからサービスを利用する際に要求に応じて何らかの処理を返す機能を持つコンピューター、またはソフトウェアの事を指します。
また、ファイルやプログラムを保管する場所でもあり、ファイルサーバであればファイルデータの提供に、ウェブサーバであればウェブページを構成しているHTMLや画像などのデータを提供します。
企業単位で活用する場合は、使用しているパソコンとサーバをネットワークで接続し、各サーバに保管されたデータに各パソコンからアクセスできるようにします。
企業内のデータを一元管理できるため作業効率も向上しますし、共有などもスムーズになります。
ネットワーク関連
IT環境では、パソコンとサーバを繋ぎ、通信ができる状態、仕組みのことをネットワークといいます。
物理的なケーブルを使用してネットワークに接続する有線タイプと、Wi-Fiなどを利用した無線のネットワークがあります。
企業単位で活用する際は、ネットワークの安全性(セキュリティ)や通信速度などに配慮し、作業を効率化することが求められます。
ITインフラの構築、整備に必要なシステム(ソフト)
続いて、ITインフラの構築、整備に必要なシステム(ソフト)について解説していきます。
- OS(Operating System)
- ミドルウェア
OS(Operating System)
OSはオペレーティングシステムの略で、運用、運転、操作を司るシステムの事を指します。
パソコンを操作したり、アプリを使用したりするための土台になるソフトウェアです。
主にパソコンで使用されるOSは、「Windows」「MacOS」「Linux」「chromeOS」などがあり、スマートフォンでは、「Android」や「iOS」が代表的です。
それぞれのOS同士は互換性がないため、企業単位で管理を容易にする場合は、1つに統一しておくと管理が容易になります。
統一しておくことで、アップデートが一括で行えたり、オペレーションを統一し作業効率を高めることができます。
ミドルウェア
ミドルウェアは、先ほど紹介したOSと、業務処理を行うアプリケーションソフトウェアの中間に入り、機能の拡張や汎用性を持たせる働きをもつソフトウェアを指します。
ITインフラの構築、整備には欠かせないツールですので念のため把握しておきましょう。
参考:ミドルウェア(Wikipedia)
ITインフラを整える際の注意点
ITインフラを運用していく際の注意点を紹介します。
- セキュリティは安全かどうか
- 障害、災害への対策はできているか
ITインフラの中でも特に重要なトピックですのでしっかり確認しておきましょう。
セキュリティは安全かどうか
インターネットを利用すると、社内だけでなく外部ともネットを通して繋がることになります。
ITインフラを整えるにあたり、不正なアクセスや、ランサムウェア(マルウェア)などの脅威に備える必要があります。
情報漏洩やウィルス感染してしまうと事業にも大きな影響を与えてしまうことでしょう。
管理者はセキュリティへの意識を常に高めておく必要があります。
以下、「独立行政法人情報処理推進機構(IPA)」が発行しているセキュリティ対策の7つの取り組みです。
引用:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より
上記の対策をしっかり施した上で、常に更新していく事が重要です。
アイクラフトではインフラ整備の事例が多々ございます。
以下のリンクより、インフラ事業のサービスページをぜひご覧ください。
【サービスページ】ITインフラ構築サービス
アイクラフト株式会社にセキュリティの相談をする場合のお問い合わせは「こちら」からお願いします。
障害、災害への対策はできているか
地震や火事、台風などの災害や、何らかの障害が発生した際に、ネットワーク障害が発生したり、サーバがダウンしてしまうと事業にも大きな影響をもたらします。
対応が難しいケースもありますが、いざという時の為に備えておく必要はあるでしょう。
- 障害、災害発生時の対応マニュアルの準備
- 集荷分散装置の設置
- 障害、災害発生時の対応を外部に依頼
【関連記事】ITのアウトソーシングって?3つの魅力や導入手順・具体例を解説
ITインフラの構築、運用管理を任せるならアイクラフト
アイクラフト株式会社では、ITインフラの構築から、サーバの管理まで幅広く企業のITを支える事業を展開しております。
主な2つのサービスを紹介します。
不明点やご相談などがあればお気軽にお問い合わせください!
社内LANの管理-iSTAFF
iSTAFFは情シスの業務を丸ごとアウトソーシングできるサービスです。
サーバの管理-iSTAFF24
iSTAFF24では主にサーバの管理を行っております。
- 24時間有人対応
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ネットワーク環境からサーバ、ミドルウェア(WEB・DB)まで丸ごとお任せください。
ITインフラ構築や整備、注意点のまとめ
ITインフラの構築や整備にあたって必要なツール、注意点について解説してきました。
セキュリティの観点からも分かるように、一度構築、整備すれば完結するものではなく、常にアップデートや管理していく必要があります。
自社で運用していくことが可能であれば一番ベストですが、難しい場合は、いざという時の為に外部にアウトソーシングしておくことも視野に入れて頂くといいかもしれません。
アイクラフト株式会社では、「地域に喜ばれるITを届けよう」という理念のもと、お客様に最適なITソリューションを提案しています。
ご不明な点やご相談などがあればお気軽にお問い合わせください。